3戦連続1回KO・TKOのメディチが地元で初メイン ロドリゲスの手数と経験を迎え撃つ 【UFCベオグラード】

現地時間2026年8月1日、セルビア・ベオグラードのベオグラード・アリーナで「UFCファイトナイト・ベオグラード」が開催される。
メインイベントのウェルター級マッチでは、地元セルビアのウロシュ・メディチ(Uroš Medić)と、米国のベテラン、ダニエル・ロドリゲス(Daniel Rodriguez)が対戦する。
今回がセルビアで初めて開催されるUFC大会で、メディチにとってはUFC初のメインイベント。
3試合連続で第1ラウンドKO・TKO勝ちを収めている地元選手が、3連勝中のロドリゲスを迎える。
ウロシュ・メディチ 3試合連続の第1ラウンドKO・TKO
メディチは33歳で、プロ戦績13勝3敗。
身長約185cm、リーチ約180cmのサウスポーで、13勝すべてをフィニッシュしている。
勝利の内訳はKO・TKOが11試合、一本勝ちが2試合。
10試合を第1ラウンドで終わらせている。

キックボクシングを基礎に持ち、長い構えから左ストレートや左右のフック、膝蹴りを一気にまとめる。
UFCでは1分あたり5.59発の有効打を当てている。
慎重にポイントを積み重ねるというより、相手が射程に入った瞬間に連打を仕掛けて試合を終わらせるタイプだ。
2025年1月にはプナヘレ・ソリアーノに開始31秒でKO負けを喫したが、その後はギルバート・ウルビナを第1ラウンド1分03秒でKO。
ムスリム・サリコフも第1ラウンド1分03秒でTKOした。
前戦となった2026年2月のジェフ・ニール戦では、激しいパンチの交換から左フックを当て、第1ラウンド1分19秒でKO勝ち。
ウェルター級の実力者を倒し、3試合連続の第1ラウンドKO・TKO勝ちを記録した。
直近3試合の合計試合時間は3分25秒。
相手にリズムを作らせる前に距離を詰め、強い打撃を連続して当てる現在の勢いは、今回も最大の武器になる。
一方、強引に仕留めに向かうため、自身も打撃を受ける場面がある。
ソリアーノ戦では開始直後に右を受けて倒され、ウルビナ戦でも序盤にダウンを奪われている。
攻撃力の高さと危うさが同居するスタイルといえる。
ダニエル・ロドリゲス 高い手数で3連勝
ロドリゲスは39歳で、プロ戦績20勝5敗。
20勝のうち9勝をKO・TKO、4勝を一本、7勝を判定で挙げている。

身長はメディチと同じ約185cmだが、リーチは約188cmでメディチを約8cm上回る。
構えは同じサウスポー。
UFCでは1分あたり7.20発の有効打を当てており、非常に高い攻撃量を記録している。
ロドリゲスはジャブや左ストレートを細かく当てながら前進し、ボディへの攻撃やフックを重ねて相手を消耗させる。
強打による一撃だけに頼らず、攻撃を出し続けてラウンド全体を支配することができる。
2024年10月にアレックス・モロノを29-28、29-28、28-29の判定2-1で破ると、2025年5月にはサンティアゴ・ポンジニビオと対戦。
接戦となった第3ラウンドにパンチをまとめ、1分12秒でTKO勝ちを収めた。
続く2025年7月のケビン・ホランド戦では、互いにダウンを奪い合う打撃戦を展開。
最後まで攻撃を止めず、29-28が3者の判定3-0で勝利した。
これで現在は3連勝となっている。
ただし、ホランド戦から今回までは約1年の間隔が空いた。
地元の大歓声を受けて序盤から仕掛けるメディチに対し、試合開始直後から反応できるかが重要になる。
勝負のポイント
両者はともにサウスポーで、身長も約185cm。
リーチではロドリゲスが約8cm上回るため、遠い距離からジャブや左ストレートを当てる展開では、ロドリゲスが戦いやすい。
ロドリゲスはメディチの最初の突進を受け止め、細かい打撃と前進で試合時間を延ばしたい。
メディチの平均試合時間が3分59秒なのに対し、ロドリゲスは11分50秒。
長いラウンドを戦ってきた経験では、ロドリゲスが大きく上回る。
一方、ロドリゲスはUFCで1分あたり5.40発の有効打を受けている。
打撃を受けながら前進するスタイルだけに、メディチの強打と正面から交換すれば、序盤で試合を終わらせられる危険がある。
メディチは開始直後から圧力をかけ、ロドリゲスが手数を増やす前に左の強打を当てたい。
反対に最初のラッシュで仕留められなかった場合は、スタミナを使いすぎず、初のメインイベントとなる5ラウンド戦に対応する必要がある。
メディチの爆発力か、ロドリゲスのリーチと継続的な手数か。
序盤はメディチの一撃が最大の脅威となり、試合が長引くほどロドリゲスの経験と攻撃量が生きる構図となりそうだ。
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