セルゲイ・スピヴァクがヘビー級3連勝のヴィトー・ペトリーノと激突 【UFCサクラメント】

現地時間2026年8月22日、米国カリフォルニア州サクラメントのGolden 1 Centerで「UFCファイトナイト・サクラメント:ヘルナンデス vs ロドリゲス」が開催される。
メインカードのヘビー級では、セルゲイ・スピヴァクとヴィトー・ペトリーノが対戦する。
スピヴァクは前戦で連敗を止めて再起。
一方のペトリーノはライトヘビー級から階級を上げて以降3戦全勝と、ヘビー級転向が大きな転機となっている。
スピヴァクはデリアを破って連敗脱出
スピヴァクはプロ戦績18勝6敗。
サンボをバックボーンに持ち、テイクダウンからトップを奪って相手をコントロールする展開を得意としている。
UFC公式スタッツでは15分平均3.82回のテイクダウン、テイクダウン成功率59%を記録している。
2024年8月にはマルチン・ティブラとの再戦に臨み、第1ラウンド1分44秒にアームバーで一本勝ち。
2020年の初対戦で判定負けを喫した相手にリベンジを果たした。
その後はジャイルトン・アウメイダに第1ラウンド4分53秒でTKO負け、ワルド・コルテス・アコスタにもユナニマス判定で敗れ、UFC参戦後初の2連敗を経験した。
しかし今年2月のアンテ・デリア戦では3ラウンドを戦い抜き、30-27、29-28、29-28のユナニマス判定勝ち。
テイクダウンだけに頼ることなく打撃でも攻撃を積み重ね、連敗から抜け出した。

スピヴァクの強みは、ヘビー級でありながらテイクダウンを何度も仕掛けられる運動量にある。
デリック・ルイス戦では6度のテイクダウンを奪い、第1ラウンド3分05秒にアームトライアングルで一本勝ち。
タイ・トゥイバサ、アウグスト・サカイらを相手にも組みを軸に勝利してきた。
ペトリーノはヘビー級転向後3連勝
ペトリーノはプロ戦績14勝2敗。
Dana White's Contender Seriesを経てUFC入りし、ライトヘビー級ではUFC初戦から4連勝を記録した。
マルチン・プラフニオには第3ラウンド3分42秒、肩固めで一本勝ちするなど、強烈な打撃だけでなくグラウンドでもフィニッシュできる総合力を見せてきた。
その後、アンソニー・スミスに一本負けし、ダスティン・ジャコビーには第3ラウンド3分44秒に右を受けてKO負け。
キャリア初黒星から2連敗となり、2025年からヘビー級へ階級を上げた。
転向後は一変した。
2025年7月のオーステン・レーン戦では第1ラウンド4分16秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。
続くトーマス・ピーターセン戦では第3ラウンド開始直後に強烈なアッパーを連続で当て、わずか26秒でKO勝ちを収めた。

今年3月にはスティーブン・アスプランドと対戦。
29-28、29-28、29-28のユナニマス判定で勝利し、ヘビー級転向後の連勝を3に伸ばした。
フィニッシュだけではなく3ラウンドを通して勝ち切り、より重い階級でも戦えることを示している。
スピヴァクのテイクダウンをペトリーノが止められるか
この試合で最大のポイントとなるのが、スピヴァクが得意とする組みの展開を作れるかどうかだ。
UFC公式スタッツでは、スピヴァクが15分平均3.82回のテイクダウンを記録しているのに対し、ペトリーノも2.60回。
ペトリーノも組みを使える選手だが、スピヴァクはテイクダウン成功率59%と、ヘビー級の中でも組みを試合の中心に据えてきた。
スピヴァクとしては、ペトリーノの強打が飛んでくる距離に長くとどまらず、パンチから組みついてケージへ押し込みたい。
テイクダウンを奪えば、トップからのパウンドだけでなくサブミッションまで狙える。
一方のペトリーノは、ヘビー級転向後にレーン戦では一本勝ち、ピーターセン戦ではKO勝ちと異なる形で試合を終わらせている。
スピヴァクの組みに対応しながら立ち技の時間を長く作れれば、一発の破壊力では大きな脅威となる。
有効打の命中率はスピヴァク47%、ペトリーノ48%と大きな差はない。
一方、1分あたりに受ける有効打はスピヴァク4.23発に対してペトリーノ2.71発となっており、スピヴァクが打撃戦を長く続ける展開にはリスクもある。
スピヴァクが早い段階から組みでペースを握るのか。
それとも、ヘビー級転向後3連勝と勢いに乗るペトリーノが打撃でスピヴァクを止めるのか。
スピヴァクのグラップリングと、階級変更によって新たな勢いを手にしたペトリーノのパワーがぶつかるヘビー級の注目カードとなる。
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