アンソニー・ウィントがDWCSから11日でUFCデビュー テランス・チャットマンとヘビー級新鋭対決 【UFCサクラメント】

現地時間2026年8月22日、米国カリフォルニア州サクラメントのGolden 1 Centerで「UFCファイトナイト・サクラメント:ヘルナンデス vs ロドリゲス」が開催される。
ヘビー級ではアンソニー・ウィントとテランス・チャットマンが対戦。
ともに今回がUFCデビュー戦となる。
ウィントはわずか11日前にDana White's Contender Series(DWCS)でUFC契約を獲得したばかり。
対するチャットマンも直近の試合で強烈なレッグキックによるTKO勝ちを収めており、フィニッシュ力を持つヘビー級の新戦力同士がいきなり激突する。
ウィントがDWCSで34秒TKO、希望通りの超短期参戦
ウィントはNew York Jetsに在籍経験を持つ元アメリカンフットボール選手で、ラインバッカーからMMAへ転向。
Kill Cliff FCでトレーニングを積み、Fury FCではヘビー級王座を獲得した。
8月11日に行われた「DWCS Season 10 Week 1」ではマット・アダムスと対戦。
開始直後からキックを入れると、アダムスのテイクダウンを切り、体勢を入れ替えてトップポジションを奪取。
そのまま強烈なパウンドを連打し、第1ラウンド34秒でTKO勝ちを収めた。
プロ戦績を7戦全勝とし、試合後にはUFCとの契約を獲得。
さらにウィントはすぐにでも次の試合をしたいとアピールしており、その希望に応える形でわずか11日後のサクラメント大会への出場が決まった。
ウィントの特徴は、ヘビー級離れした爆発的な動きと、一気に試合を終わらせる攻撃力にある。
DWCSでも相手の組みを防ぐだけではなく、そのままポジションを入れ替えてトップを奪い、迷うことなくフィニッシュまで持ち込んだ。
Fury FCのヘビー級タイトル戦ではジャマール・テイタムを第1ラウンド37秒でTKO。
その前のマイルズ・バンクス戦も第1ラウンドでKOしており、現在3試合連続で1ラウンドフィニッシュを記録している。
チャットマンはレッグキックを武器にUFCデビュー
チャットマンは4oz. Fight Clubに所属するヘビー級で、プロ戦績は5勝1敗。
5勝のうち4勝をKO/TKOで挙げている。
直近では7月19日の「Fury FC 121」でフアン・トーレスと対戦した。
チャットマンは序盤から相手の脚を繰り返し攻撃。
レッグキックでトーレスの脚にダメージを蓄積させ、第1ラウンド3分32秒でTKO勝ちを収めた。
そのフィニッシュはUFC FIGHT PASS公式も映像を公開している。
チャットマンはパンチの一発だけに頼るタイプではなく、ヘビー級の体格を生かしながらキックでも相手を崩せる点が特徴だ。
今年4月にはベテランのマイロン・デニスと5ラウンドを戦い、スプリット判定でプロ初黒星を喫したものの、25分間を戦い抜いた経験も持つ。
ウィントが序盤から猛烈なペースで仕掛けてくることが予想されるだけに、チャットマンにとってはその突進をどう止めるかが重要になる。
ウィントの爆発力か、チャットマンの距離とキックか
最大の見どころは、ウィントが一気に距離を詰める展開をチャットマンが止められるかどうかだ。
ウィントはコンパクトな体格から瞬間的に距離を詰め、組みの攻防からでも強引にトップポジションを奪える。
DWCSで見せたように、一度優位な形を作ればパウンドで畳みかける判断も速い。
一方のチャットマンは、ウィントより大きな体格を持ち、外からキックを当てられることが武器となる。
特にトーレス戦で見せた脚への攻撃は、前へ出るウィントのスピードを削るうえでも有効な選択肢になりそうだ。
ウィントが序盤からプレッシャーをかけて接近戦に持ち込めば、一気に試合が動く可能性がある。
逆にチャットマンが距離を保ち、キックでウィントの前進を止めることができれば、短期決戦を続けてきたウィントを長い展開へ引き込むこともできる。
DWCSでUFC契約を手にしてからわずか11日でオクタゴンへ戻るウィントと、Fury FCで実績を積んできたチャットマン。
UFC初戦同士のヘビー級対決は、序盤からフィニッシュの緊張感が漂う一戦となりそうだ。
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