ボー・ニッカルが北京五輪金メダリストと対戦 RAF12から2週間後にモスクワ大会へ

UFCミドル級のボー・ニッカル(Bo Nickal)が、2008年北京五輪レスリング男子フリースタイル96kg級金メダリストのシルヴァニ・ムラドフ(Shirvani Muradov)と対戦することが決まった。
RAFは現地時間8月4日、9月5日にロシア・モスクワで開催する「RAF MOSCOW」で、ニッカル対ムラドフを実施すると発表した。
ニッカルはペンシルベニア州立大学時代にNCAAディビジョン1選手権を3度制覇。
2019年には、米国の大学レスリングで最も優れた選手に贈られるダン・ホッジ・トロフィーも受賞した。
一方のムラドフは、2008年北京五輪でレスリング男子フリースタイル96kg級を制した元五輪王者。
米国大学レスリングを代表する実績を持つニッカルが、世界の頂点に立ったムラドフと向き合う。
RAF12からわずか2週間で五輪王者戦
ニッカルはモスクワ大会に先立ち、8月22日に米国オハイオ州クリーブランドのロケット・アリーナで開催される「RAF12」への出場も決まっている。
RAF12では、2026年のNCAAディビジョン1選手権184ポンド級王者マックス・マケネリー(Max McEnelly)と対戦する。
マケネリー戦からムラドフ戦までは、わずか14日間。
現役のNCAA王者と戦った2週間後に、今度は北京五輪金メダリストと対戦する異例の日程となった。
総合格闘技を主戦場とするニッカルにとって、短期間で異なるタイプのトップレスラーと連戦することになる。
RAF旗揚げ大会では6-4で勝利
ニッカルは2025年8月にクリーブランドで開催されたRAFの旗揚げ大会「RAF01」で、ジェイコブ・カーデナス(Jacob Cardenas)と対戦した。
試合は最終ラウンドまで競り合う展開となったが、ニッカルが終盤にカーデナスの攻撃を切り返し、6-4で勝利。
RAFライトヘビー級王座を獲得した。
ニッカルは総合格闘技へ転向してからも、高いレスリング能力を示した。
ただし、カーデナス戦は最終ラウンドまで勝敗の分からない接戦となり、盤石の内容ではなかった。
今回はRAF12で現役NCAA王者のマケネリーと戦い、その14日後に元五輪王者のムラドフと対戦する。
ムラドフは北京五輪96kg級の金メダリスト
ムラドフは2008年北京五輪のレスリング男子フリースタイル96kg級にロシア代表として出場した。
決勝ではカザフスタン代表のタイムラズ・ティギエフ(Taimuraz Tigiyev)と対戦。
勝利を収め、金メダルを獲得した。
ムラドフは2007年の欧州選手権でも優勝しており、ロシアの重量級を代表したレスラーの一人。
現在41歳となっているが、ニッカルにとってはこれまでのRAF出場選手とは異なる、五輪王者としての経験と技術を備えた相手となる。
チマエフ対ウッドリーも同日に実施
「RAF MOSCOW」のメインイベントでは、ハムザト・チマエフ(Khamzat Chimaev)と元UFCウェルター級王者タイロン・ウッドリー(Tyron Woodley)が対戦する。
さらに、2012年ロンドン五輪金メダリストで世界選手権を6度制しているジョーダン・バローズ(Jordan Burroughs)と、2016年世界選手権王者マゴメド・クルバナリエフ(Magomed Kurbanaliev)の対戦も発表された。
NCAA王者、五輪王者、世界王者、UFCで活躍する選手が集まる大会のなかで、ニッカルが北京五輪王者を相手にどのようなレスリングを見せるのか注目される。
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