元タイトル挑戦者ヤン・シャオナンが4連勝ゴミスと対戦 再起を懸けた地元戦【UFCファイトナイト上海】

現地時間2026年8月29日、中国・上海のオリエンタル・スポーツ・センターで「UFCファイトナイト上海:ヌルマゴメドフ vs ソン」が開催される。
セミメインイベントの女子ストロー級では、ヤン・シャオナンとデニージ・ゴミスが対戦する。
UFC女子ストロー級4位のヤンは元タイトル挑戦者。
一方、14位のゴミスは現在4連勝中と勢いに乗っている。
上位戦線への再浮上を狙うヤンに対し、ゴミスがキャリア最大のチャンスに挑む一戦だ。
公式計量ではヤンが115.5lbs(52.39kg)、ゴミスが115lbs(52.16kg)を記録。
両者とも女子ストロー級の規定体重をクリアしている。
504日ぶり復帰 ヤンがUFCデビューの地・上海へ
37歳のヤンはプロ戦績19勝5敗。
2017年11月に上海でUFCデビューを果たし、ケイリン・カランに判定勝利。
そこからUFCデビュー6連勝を記録し、女子ストロー級のトップ戦線へと駆け上がった。
2022年には現在の女子ストロー級王者マッケンジー・ダーンを5ラウンドの判定で破り、2023年には元王者ジェシカ・アンドラージを1R2分20秒でTKO。
2024年4月のUFC 300ではジャン・ウェイリーが保持していた女子ストロー級王座に挑戦したが、5ラウンド判定で敗れている。
タイトル戦後はタバタ・リッチーを判定で下して再起したものの、2025年4月のヴィーナ・ジャンジロバ戦では判定負け。
今回が504日ぶりのオクタゴン復帰となる。
ヤンにとって中国でのUFC出場は今回が4度目。
これまで母国では3戦3勝を記録しており、UFCデビューを飾った上海に約9年ぶりに戻ってくる。
UFCとの試合前インタビューでは、ゴミスについてアグレッシブな打撃を持つ相手と評価し、スタイル的にも歓迎する組み合わせだと語っている。
約16カ月のブランクを経て、再び女子ストロー級のタイトル戦線へ戻るためにも重要な一戦になる。
4連勝中のゴミス トップ5への大きな挑戦
対する26歳のゴミスはプロ戦績12勝3敗。
2024年6月のエドゥアーダ・モウラ戦から、カロリーナ・コバルケビッチ、エリース・リード、ティーシャ・ペニントンを続けて破り、現在4連勝中。
UFC公式プレビューでも、ゴミスが直近7戦で6勝を挙げていることが紹介されている。
特に印象的だったのが打撃でのフィニッシュだ。
2023年のUFC 290では、当時10戦無敗だったジャスミン・ハウレギを開始20秒でTKO。
2025年5月のエリース・リード戦でも2Rに強烈な打撃でストップ勝利を収めている。
プロ12勝のうち7勝がKO/TKOと、高いフィニッシュ力を持つストライカーだ。
一方で、近年は打撃だけに頼らない戦いも見せている。
UFC公式スタッツでは1分あたり4.43発の有効打を記録するほか、15分あたりの平均テイクダウンは1.45回、平均サブミッションは0.72回。
ヤンとの試合を前にゴミス自身も、自分の打撃は「氷山の一角」に過ぎず、より総合的な能力を見せたいとの考えを示している。
今回については「キャリア最大の試合」と位置づけており、元タイトル挑戦者を相手に一気に女子ストロー級トップ5クラスへ食い込むチャンスとなる。
ヤンの距離管理か、ゴミスの圧力か
試合のポイントになりそうなのがスタンドでの主導権争いだ。
ヤンは1分あたり4.69発の有効打を記録し、有効打ディフェンスも60%。
相手との距離を保ちながら手数を重ね、踏み込んできたところにカウンターを合わせる技術を持つ。
アンドラージ戦で見せたように、プレッシャーをかけてくる相手を迎え撃つ展開では一発で試合を終わらせる力もある。
対するゴミスは前進する圧力とパンチの威力が武器。
ヤンに自由な距離を与えず、ケージ際まで押し込めるかが重要になりそうだ。
さらにテイクダウンやクリンチを混ぜれば、ヤンに打撃だけへ集中させない展開も作れる。
経験と距離管理ではヤン、若さと勢い、フィニッシュ力ではゴミス。
ヤンが得意とするスタンド戦でゴミスをコントロールして再びタイトル戦線へ向かうのか。
それとも4連勝中のゴミスが元タイトル挑戦者を敵地で破り、女子ストロー級の新たな上位候補として名乗りを上げるのか。
上海のセミメインは、女子ストロー級の今後を占う重要な一戦となる。
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