地元トドロヴィッチがTUF32ファイナリストのヴァレンティンと激突 ともに前戦で1回一本勝ち 【UFCベオグラード】

現地時間2026年8月1日、セルビア・ベオグラードのベオグラード・アリーナで「UFCファイトナイト・ベオグラード」が開催される。
ミドル級マッチでは、セルビアを代表するドゥシュコ・トドロヴィッチ(Duško Todorović)と、スイス出身のロバート・ヴァレンティン(Robert Valentin)が対戦する。
両者はともに直近の試合を第1ラウンドのリアネイキドチョークで勝利。
打撃戦を得意とするトドロヴィッチに対し、ヴァレンティンは長いリーチと高い一本勝ち率を武器に、敵地での連勝を狙う。
ドゥシュコ・トドロヴィッチ 地元セルビアで連勝を狙う
トドロヴィッチは32歳で、プロ戦績13勝6敗。
13勝の内訳はKO・TKOが8試合、一本勝ちが4試合、判定勝ちが1試合となっており、8試合を第1ラウンドで終わらせている。

身長約185cm、リーチ約188cmのオーソドックス。
UFCでは1分あたり4.73発の有効打を当て、有効打命中率は57%を記録している。
パンチの回転力と前進圧力を生かし、左右の連打からボディ、クリンチでの攻撃へつなげるスタイルが特徴だ。
2025年5月のザカリー・リース戦では、テイクダウンを織り交ぜながら戦ったものの、29-28が3者の判定0-3で敗れた。
しかし、同年9月のダニエル・メディナ戦では、第1ラウンド終盤にテイクダウンを奪い、4分21秒にリアネイキドチョークで一本勝ち。
打撃を主戦場としながらも、相手の隙を逃さず寝技で仕留められることを改めて示した。
トドロヴィッチは積極的に攻撃を仕掛ける一方、UFCでの有効打被弾数も1分あたり4.40発と少なくない。
打撃交換が長引いた際に、ヴァレンティンの長いパンチや組みへの切り替えを受けないことが重要になる。
ロバート・ヴァレンティン 苦しい時期を越えてUFC初勝利
ヴァレンティンは31歳で、プロ戦績12勝6敗1無効試合。
12勝の内訳はKO・TKOが3試合、一本勝ちが8試合、判定勝ちが1試合となっており、8試合を第1ラウンドで終わらせている。
身長約188cm、リーチ約196cmのオーソドックスで、トドロヴィッチを身長で約3cm、リーチでは約8cm上回る。
長い体格を持ちながら、最大の武器は寝技での決定力だ。
ヴァレンティンは「The Ultimate Fighter 32」のミドル級トーナメントに出場。
初戦でジャンニス・バチャーを開始直後の右でKOし、準決勝ではパディ・マコーリーからキーロックで勝利した。
決勝ではライアン・ローダーに第2ラウンドTKOで敗れたが、爆発力のある打撃と、投げから関節技へ移行する能力を示してファイナリストとなった。
TUF32決勝でローダーに敗れた後も、トレス・フィニーに判定負けし、アテバ・ゴーティエには第1ラウンドTKOで敗戦。
UFCでは3連敗のスタートとなったが、2026年4月のジュリアン・ルブラン戦では、開始から組みの攻防を制して背後に回り、第1ラウンド2分22秒にリアネイキドチョークで一本勝ちを収めた。
これがヴァレンティンにとってUFC初勝利となり、プロ通算8度目の一本勝ちとなった。
勝負のポイント
序盤の焦点は、トドロヴィッチがヴァレンティンの長いリーチを越えて、自分のパンチが届く距離へ入れるかだ。
トドロヴィッチは手数と前進圧力で主導権を握りたい。
ヴァレンティンを後退させ、ケージ際でパンチやクリンチ攻撃を重ねられれば、地元の声援を受けながら試合の流れをつかみやすい。
一方、トドロヴィッチのテイクダウンディフェンス率は42%。
ヴァレンティンのサブミッション試行数は15分あたり平均1.8回で、打撃戦から組みに移行した際には一気に試合を終わらせる可能性がある。
ヴァレンティンは距離を保つだけでなく、トドロヴィッチの前進に合わせて組み付き、投げやバック奪取へつなげたい。
反対に中途半端な距離で足を止めれば、トドロヴィッチの連打に巻き込まれる危険がある。
トドロヴィッチの手数と圧力か、ヴァレンティンのリーチと一本を奪う能力か。
ともに直近戦で寝技による勝利を収めているだけに、打撃戦だけでなく、組みの攻防が勝敗を左右するミドル級戦となりそうだ。
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