TUF34 第7・8話まとめ ベヌアイシュが延長の末に判定勝ち、フランクリンは終了間際のKOで準決勝へ

UFCとの契約をかけて争うリアリティ番組「The Ultimate Fighter 34(TUF34)」の第7話と第8話が配信された。
今シーズンは、ダニエル・コーミエ率いるTeam Cormierと、マイケル・ビスピン率いるTeam Bispingが対抗。
男子バンタム級と女子ストロー級の選手たちが、トーナメント形式でUFC契約を争っている。
第6話終了時点では両チームが3勝3敗。
第7話では、デルフィーヌ・ベヌアイシュ(Delphine Benouaich)がマッケンジー・スティラー(Mackenzie Stiller)との接戦を延長第3ラウンドの末に制し、判定3-0で勝利した。
第8話では、ザビエル・フランクリン(Xavier Franklin)がミカイアス・ウレーニャ(Micaias Ureña)を第1ラウンド終了間際にKO。
これにより準々決勝の全試合が終了し、男女それぞれの準決勝カードが決まった。
第7話は女子ストロー級最後の準々決勝
第7話では、Team Cormierのベヌアイシュと、Team Bispingのスティラーが、女子ストロー級最後の準決勝進出枠を争った。
試合前の練習では、スティラーが当時のUFC女子ストロー級王者マッケンジー・ダーン(Mackenzie Dern)と、MMAではなくボクシングのみのスパーリングを実施。
思うように動けず、感情を抑えきれなくなる場面があった。
ビスピンは、短期間ですべてを変える必要はないと伝え、スティラーを励ました。
スティラーはその後、幼少期に長年にわたり性的虐待を受けた過去について語り、格闘技が生きるための支えになったと明かしている。
一方、仏出身のベヌアイシュは、明るい性格でチームに溶け込みながら調整を続けた。
コーミエは、レスリングには課題があるとしながらも、練習熱心で戦うことを好む選手だと評価した。
両選手は問題なく計量をクリアし、女子ストロー級最後の準々決勝を迎えた。
スティラーが組み、ベヌアイシュが打撃で対抗
第1ラウンド、スティラーは前に出ながらパンチを振り、組みの展開を作ろうとした。
ケージ際ではスティラーがベヌアイシュを押し込んだものの、ベヌアイシュは膝蹴りを返す。
距離ができると、右ストレートや蹴りを当てていった。
スティラーはラウンド終盤にテイクダウンを奪ったが、ベヌアイシュもすぐに体勢を入れ替え、明確な主導権を渡さなかった。
第2ラウンドも、ベヌアイシュがジャブやアッパーカット、蹴りを当てる一方、スティラーはテイクダウンで対抗した。
スティラーはトップポジションからパンチを落とし、腕ひしぎ十字固めを狙う場面も作った。
しかし、ベヌアイシュは立ち上がり、再び打撃戦へ戻している。
2ラウンドを終えて勝敗が決まらず、試合は延長の第3ラウンドへ進んだ。
ベヌアイシュが延長ラウンドを制す
第3ラウンドでは、両者が序盤から打撃を交換した。
スティラーは右パンチやスーパーマンパンチ、回転系の肘を繰り出したが、ベヌアイシュはよりコンパクトな打撃を返した。
スティラーがテイクダウンを狙っても、ベヌアイシュは倒されずに試合を立て直している。
終盤にはベヌアイシュがボディへの攻撃を当て、スティラーも最後まで前進。
両者が消耗しながら3ラウンドを戦い抜いた。
結果は、ベヌアイシュの判定3-0。
女子ストロー級最後の準決勝進出者となり、Team Cormierがチーム成績を4勝3敗とした。
第8話は実現しなかったLFA王座戦の組み合わせ
第8話では、Team Bispingのフランクリンと、Team Cormierのウレーニャが男子バンタム級最後の準々決勝で対戦した。
両者はTUF34に参加する前、2026年4月3日の「LFA 230」でバンタム級王座を争う予定だった。
試合は実現しなかったものの、TUFのトーナメントで改めて拳を交えることになった。
ドミニカ共和国出身のウレーニャは、幼少期にテコンドーを始め、その後、アンデウソン・シウバの試合を見たことをきっかけにMMAへ進んだ。
約1年前に父親を亡くしており、UFCへ到達することを大きな目標として番組に参加している。
対するフランクリンは、レスリングでオリンピックを目指していたが、体内出血が見つかったことで競技を続けられなくなった過去を明かした。
その後に回復し、MMAへ転向。
過去にはDana White's Contender Seriesにも出場しており、Team Bispingの男子バンタム級1位指名としてTUF34に参加した。
ウレーニャが序盤を支配
第1ラウンド、ウレーニャはフランクリンの前進に対し、ローキックを繰り返し当てた。
フランクリンが大きなパンチを振ると、ウレーニャは距離を外し、パンチや蹴りを返していく。
序盤から中盤にかけては、ウレーニャがより正確な攻撃を当てていた。
ウレーニャはテイクダウンも狙い、一度はフランクリンをマットへ倒した。
しかし、フランクリンはすぐに立ち上がり、中央へ戻っている。
試合中には、ウレーニャの指がフランクリンの目に入ったとして試合が一時中断。
再開後にもフランクリンが目への接触を訴えたが、レフェリーは試合を続行させた。
フランクリンがボディ攻撃から逆転KO
ラウンド終盤、フランクリンは攻撃の狙いをボディへ切り替えた。
パンチを腹部へ集めると、ウレーニャの動きが鈍り始める。
フランクリンはさらに前進し、連打でウレーニャを追い込んだ。
残り約5秒、フランクリンの連打を受けたウレーニャが片膝をつく。
フランクリンは続けて膝蹴りを上半身に当て、最後に右フックを打ち込んで試合を終わらせた。
結果は、フランクリンの第1ラウンドKO勝ち。
序盤はウレーニャに攻撃を当てられながらも、ボディ攻撃から流れを変え、終了間際に逆転した。
フランクリンの勝利によってTeam Bispingが追いつき、準々決勝終了時点のチーム成績は4勝4敗となった。
TUF34の準決勝カードが決定
第8話で準々決勝の全試合が終了し、準決勝カードが決まった。
女子ストロー級準決勝
- メリッサ・アマヤ(Team Cormier)vs ジジ・カヌート(Team Bisping)
- ティナ・ブラック(Team Cormier)vs デルフィーヌ・ベヌアイシュ(Team Cormier)
男子バンタム級準決勝
- ザビエル・フランクリン(Team Bisping)vs イリムベク・アキルベク・ウールー(Team Bisping)
- クリスチャン・ストロング(Team Cormier)vs メヘメデリ・オスマンリ(Team Bisping)
Team Bispingは男子バンタム級で3人、Team Cormierは女子ストロー級で3人を準決勝へ送り込んだ。
そのため、女子ストロー級ではTeam Cormier所属選手同士、男子バンタム級ではTeam Bisping所属選手同士の準決勝も組まれている。
第7・8話では、男女それぞれの最後の準々決勝が行われた。
ベヌアイシュは延長第3ラウンドの末に判定3-0で勝利し、フランクリンは劣勢から終了間際のKOで逆転。
チーム成績は4勝4敗に並び、TUF34はUFC契約を争う準決勝へ進む。
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