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MVPとPFLが合併 統合後はMVPブランドで展開、PFLの基盤を「MVP MMA」へ移行

MVPとPFLが合併 統合後はMVPブランドで展開、PFLの基盤を「MVP MMA」へ移行
© MVP / PFL

Most Valuable Promotions(MVP)とProfessional Fighters League(PFL)は、現地時間2026年7月30日、両社が合併することを発表した。

統合後の会社はMVPを全体のブランドとして使用し、ボクシング、総合格闘技、ライブイベント、メディア、コンテンツ制作、選手育成、世界各地への配信事業を展開する。

MVPは、選手への公平な報酬、最大限の露出、競技内外で自身のブランドを構築できる機会を重視する「ファイター・ファースト」の方針を継続するとしている。

ジョン・マーティンが新会社のCEOに就任

新会社では、MVP共同創業者のジェイク・ポール(Jake Paul)とナキサ・ビダリアン(Nakisa Bidarian)が共同創業者兼取締役を務める。

PFLのCEOを務めてきたジョン・マーティン(John Martin)は、新会社のCEO兼取締役に就任し、統合後の事業全体を率いる。

マーティンは過去にTurnerの会長兼CEOを務め、TNT、TBS、CNN、Turner Sportsなどを含む事業を統括したほか、Time Warnerの最高財務責任者も務めた。

ビダリアンは引き続きMVPのボクシング事業と大型ライブイベントを統括し、マーティンや経営陣と連携する。
ポールは自身の発信力やファン層を生かし、視聴者の拡大、選手育成、ブランドの成長、ファンとの交流に取り組む。

885 CapitalとKnighthead Capitalが創設投資家に

今回の取引に伴い、PFLの既存株主である885 Capitalと、Knighthead Capital Managementの関連企業が、新会社の創設投資家となる。

885 CapitalとKnighthead Capitalの関連企業は新会社に新たな資金を拠出し、統合後の会社が強固な財務基盤を持って事業を開始できるよう支援する。

885 Capitalのスディープ・ラムナニ(Sudeep Ramnani)とジェイ・マータニ(Jai Mahtani)は、テクノロジーとスポーツ分野で事業や投資を行ってきた起業家。
Knighthead Capital共同創業者のアラ・コーエン(Ara Cohen)は、長期的な事業成長を目指す経営陣への戦略的な資金提供や運営支援に携わってきた。

PFLの選手層や大会運営体制が「MVP MMA」の基盤に

統合後は、MVPが新会社のすべての格闘技事業を統括するメインブランドとなる。

MVPと女子ボクシング部門のMVPWは、引き続き大型ライブイベントとボクシング事業の中核を担う。

PFLが保有するMMA選手のロースター、世界各地でのリーグ運営体制、大会開催のインフラ、メディア資産、MMA大会の開催実績は「MVP MMA」の基盤として活用される。
MVP MMAへの移行は、今後数カ月をかけて完了する予定となっている。

統合後の会社は2026年8月に、ボクシングとMMAを合わせて5つの大型ライブイベントを開催する予定。
新たなプラットフォームの事業規模と運営能力を示す機会になるとしている。

ボクシングとMMAで約400人の選手を擁する組織に

統合後のMVPは、世界王者、タイトル挑戦者、格闘技界を代表する選手を含め、ボクシングとMMAを合わせて約400人の選手を擁することになる。

新会社は、ボクシングとMMAの両部門に積極的な投資を行う方針を示している。

NetflixやESPNなどとの関係を維持

MVPとPFLは、Netflix、ESPN、Sky Sportsをはじめとする世界各地のメディア、配信パートナーとの関係を維持する。

PFLはヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、中南米のほか、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランドなどで、34の放送・配信パートナーによるネットワークを構築している。

MVPは、両社が築いてきた関係を組み合わせることで、格闘技界でも有数の世界規模の配信体制を形成すると説明した。

MVPは2021年の設立以降に急成長

MVPは2021年の設立以降、世界で数億人のファンにリーチし、スポーツ界で急成長を遂げたブランドの一つになったとしている。

特にZ世代、アルファ世代、女子スポーツのファンに強みを持ち、公式発表では、史上最も多くストリーミング視聴されたスポーツイベント、米国史上最も視聴された女子プロスポーツの試合、米国史上最もストリーミング視聴されたMMAイベントを手がけたと説明している。

また、女子選手に対する報酬でも記録を打ち立てたとし、Netflix、ESPN、Sky Sports、DAZNなどとの提携を通じて、選手を重視したプロモーション、コンテンツ制作、ファンとの交流を進めてきた。

PFLは40カ国以上から300人を超える選手を擁する

PFLには、40カ国以上から300人を超えるMMA選手が所属している。

設立から7年あまりで、4大陸、14カ国において100大会以上の大型ライブイベントを開催。
公式発表では、サウジアラビア、ドバイ、スペイン、アフリカで大規模なMMA大会を開催した最初の団体だとしている。

2026年には11カ国で24大会を開催し、約150時間のライブコンテンツを届ける予定。
MVPは、PFLが築いてきた世界規模の大会運営体制、豊富な選手層、ライブイベントの開催経験、配信網を活用し、MVP MMAの成長を加速させる。

ビダリアン「格闘技の未来を築くことが目標だった」

MVP共同創業者兼取締役のビダリアンは、MVP設立時からの目標は、単にボクシングプロモーションを作ることではなく、格闘技の未来を築くことだったと説明した。

MVPは5年足らずで、格闘技史上最大級のイベントを制作し、女子ボクシングを新たな段階へ引き上げ、何百万人もの新しいファンを格闘技に呼び込んだとコメント。
MVP MMAの最初の大会が成功したことで、現代的なファイター・ファーストのMMAに大きな需要があるとの考えが裏付けられたとした。

今回の合併については、MMA事業の拡大を加速させる一方、ボクシングとMVPWへの投資を継続する力も強化されると説明した。

MVPが持つ観客を引きつける力、ストーリーを伝える能力、ブランドと、PFLの選手層、インフラ、国際的な展開を組み合わせ、格闘技の新たな世界的拠点を作るとしている。

マーティン「一つの会社、一つの世界的な舞台」

新会社のCEO兼取締役に就任するマーティンは、PFLが過去7年間で世界第2位のMMA企業を築き、34の放送・ストリーミングパートナーを通じて170カ国以上のファンに大会を届けてきたと説明した。

一方のMVPについては、新しい世代のファンと格闘技がつながる方法を再定義し、アスリート、スポーツ、エンターテインメント、クリエイターが共に成長できることを証明したと評価した。

今回の合併によって、大会運営、配信権、スポンサー、選手育成、ファンとの交流など、幅広い分野で事業規模を拡大できるとコメント。
「一つの会社、一つの世界的な舞台、何百万人ものファン。
これはまだ始まったばかりだ」と今後への期待を示した。

ジェイク・ポール「PFLとの合流で構想が10年前倒しになる」

ポールは、従来の格闘技ビジネスの仕組みを変え、選手に公平な報酬と世界的なスターになるための大きく現代的な舞台を提供することを目的にMVPを設立したと説明した。

PFLと力を合わせることで、その構想が10年前倒しになるとコメント。
エリート選手、カルチャー、ライフスタイル、ソーシャルメディア上の大きな拡散力を組み合わせ、現在のファンが求めるものを提供できる規模のプラットフォームを得たとしている。

また、AIの普及によって、現実のライブ体験や、ファンと選手を近づけるスポーツコンテンツの価値がさらに高まるとの考えを示した。

ポールは、新会社のプロモーションに自身の力を注ぐとともに、ボクシングのリングへの復帰とMVP MMAでのMMAデビューを目指すと表明。
現在MVPとPFLに所属する選手に対しては、活動の規模がさらに大きくなると呼びかけた。

他団体の選手に対しても、契約上自由になった時点で受け入れる用意があると述べている。

885 CapitalとKnighthead Capitalも合併を支持

885 Capital共同創業者のラムナニは、格闘技は国境、言語、世代を越えて広がる数少ない分野の一つだと説明した。

PFLの国際的なインフラと選手層に、MVPの観客を生み出す力を組み合わせることで、この分野をリードできる規模、才能、配信力を持つ事業が生まれるとコメント。
創設投資家として新たな資金を拠出し、マーティンと経営陣による事業拡大を支援するとした。

Knighthead Capital共同創業者兼マネージングメンバーのコーエンは、今回の取引について、相互に補完する資産を組み合わせ、長期的な成長が見込める世界規模の格闘技プラットフォームを作るものだと説明した。

MVPは観客を生み出し、文化的な注目を集め、選手の価値を高める能力を示してきた一方、PFLは世界規模のMMA運営体制、国際的な展開、豊富な選手層を築いてきたと評価している。

経営体制や大会運営の詳細は後日発表

今回の取引では、Goodwin Procter LLPがMVPの法律顧問、Moelis & Company LLCが財務アドバイザーを務め、MVPのリック・トーレス(Rick Torres)が取引を主導した。

PFL側ではCooley LLPが法律顧問を務め、PFLのジム・ブラムソン(Jim Bramson)が取引を主導した。

新会社の追加の経営陣、組織構造、大会運営に関する詳細は、今後発表される予定となっている。

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