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15戦無敗のディチェバが約1年ぶり復帰 元Bellatorキック王者キールホルツと激突 【PFL New York】

15戦無敗のディチェバが約1年ぶり復帰 元Bellatorキック王者キールホルツと激突
【PFL New York】
© PFL MMA

現地時間2026年7月31日、米国ニューヨーク州ロングアイランドのUBSアリーナで「PFL New York Presented by Arkham」が開催される。

コーメインイベントの女子フライ級マッチでは、ダコタ・ディチェバ(Dakota Ditcheva)とデニス・キールホルツ(Denise Kielholtz)が対戦する。

プロ戦績15勝無敗のディチェバに対し、キールホルツは元Bellator Kickboxing女子フライ級世界王者で、MMAでもBellator女子フライ級世界王座に挑戦した経験を持つ。
2024年PFL女子フライ級世界王者と、豊富な打撃経験を持つベテランによる注目のストライカー対決だ。

公式計量では、ディチェバが125.8ポンド(約57.1kg)、キールホルツが121.8ポンド(約55.2kg)で、ともに女子フライ級の規定体重をクリアした。

PFL EuropeとPFL世界トーナメントを制覇

ディチェバは英国マンチェスター出身の28歳。
身長173cm、リーチ178cmで、米国フロリダ州ココナッツクリークのアメリカン・トップチームでトレーニングしている。
プロ戦績は15勝無敗で、15勝のうち12勝をKOまたはTKOで挙げている。

ムエタイをベースとした正確な打撃を武器とし、長い距離からの前蹴りやミドルキック、接近戦での膝蹴りや肘打ちを使い分ける。
特に相手の腹部を狙う攻撃を得意としており、ボディへのパンチや蹴りから数多くのフィニッシュを生み出してきた。

2023年にはPFL Europe女子フライ級トーナメントを制覇。
翌2024年のPFL女子フライ級トーナメントでは、リサ・モールディン、チェルシー・ハケット、ジェナ・ビショップをすべてKOまたはTKOで破り、決勝へ進出した。

決勝では元UFC女子フライ級王座挑戦者タイラ・サントスと対戦。
第2ラウンドにボディへのパンチを連打してTKO勝ちを収め、2024年PFL女子フライ級世界王者となった。

2025年7月のスミコ・イナバ戦では、パンチ、蹴り、膝、肘を使い分け、クリンチでも優位に立って判定3-0で勝利。
これまでのようなフィニッシュには至らなかったものの、3ラウンドを通じて打撃戦を支配し、無敗記録を15に伸ばした。

その後は相次ぐ手の負傷によって試合から離れ、今回がイナバ戦以来、約1年ぶりの復帰戦となる。
キールホルツとは2026年2月のPFL Dubaiで対戦する予定だったが、ディチェバの負傷によって実現せず、ニューヨーク大会で改めて組まれた。

元Bellatorキック王者のキールホルツ

キールホルツはオランダ・アムステルダム出身の37歳。
身長160cmで、プロMMA戦績は9勝5敗となっている。

元Bellator Kickboxing女子フライ級世界王者で、MMAでは2勝をKOまたはTKO、3勝を一本、4勝を判定で挙げている。
打撃の実績が目立つ一方、リアネイキッドチョークやアメリカーナなどによる一本勝ちもあり、組みの展開でも勝負できる選手だ。

Bellatorでは2020年にケイト・ジャクソンを開始43秒でKOした。

翌2021年にはジュリアナ・ヴェラスケスが保持していたBellator女子フライ級世界王座に挑戦し、5ラウンドを戦った末に判定1-2で敗れた。
王座獲得には届かなかったが、採点が割れる接戦を演じている。

その後はカナ・ワタナベらに敗れて連敗を喫したが、2023年にパウラ・クリスティーナとスミコ・イナバを判定で破り、連勝を記録した。

2026年2月のPFL Dubaiでは、ディチェバに代わって出場したアントニア・シウバネイデと対戦。
3ラウンドを戦い抜いて判定勝ちを収め、PFL初出場を白星で飾るとともに、連勝を3に伸ばした。

勝負のポイント

最大のポイントは、約13cmの身長差をキールホルツがどのように埋めるかだ。

ディチェバは長い手足を生かし、前蹴りやミドルキックで相手を遠い位置に置きながら、踏み込んできたところにパンチや膝蹴りを合わせる。
キールホルツが正面から距離を詰めようとすれば、ボディへの攻撃やクリンチからの膝を受ける危険がある。

キールホルツとしては、蹴りの間合いにとどまらず、細かく角度を変えながら懐へ入る必要がある。
接近戦に持ち込めれば、コンパクトなパンチの連打やテークダウンを交え、ディチェバの長い打撃を封じる展開も考えられる。

MMAでのプロ試合数に大きな差はないが、キールホルツはキックボクシングで豊富なキャリアを積み、Bellator世界王座戦を含む5ラウンド戦も経験している。
一方、ディチェバは約1年間の実戦離れと手の負傷からの復帰戦となるため、序盤の動きや打撃への反応も焦点になる。

ディチェバが得意の距離を保ち、無敗記録を16に伸ばすのか。
それともキールホルツが積極的に距離を潰し、大きな番狂わせを起こすのか。
異なる体格とスタイルを持つ打撃のスペシャリスト同士による一戦となる。

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