38歳バローズがRAFで現役復帰 2028年ロサンゼルス五輪への挑戦も視野

2012年ロンドン五輪の男子フリースタイル74kg級金メダリスト、ジョーダン・バローズが、38歳で競技の舞台へ戻ってくる。
現地時間2026年8月22日、米国オハイオ州クリーブランドのRocket Arenaで開催される「RAF 12:ドバリシビリ vs セフード2」で、バローズはUFCウェルター級のショーン・ブレイディとキャッチウェイトで対戦する。
現在の公式カードでは、メラブ・ドバリシビリ vs ヘンリー・セフード2に続くコメインイベントに位置付けられている。
バローズにとっては2024年世界選手権以来、約2年ぶりとなる実戦。
そして今回の復帰は、RAFで戦うことだけでなく、2028年ロサンゼルス五輪へ再び挑戦する可能性にもつながっている。
2024年世界選手権を最後にマットから離れる
バローズは米国レスリング界を代表する選手の一人。
2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得したほか、世界選手権でも6度優勝。
長年にわたって米国代表の中心として世界のトップで戦ってきた。
2024年パリ五輪の米国代表選考では米国代表入りを逃したものの、その後79kg級で世界選手権に出場。
同大会を最後に競技の第一線から離れていた。
しかし、競技への意欲そのものが失われたわけではなかった。
新たに誕生したプロのフリースタイルレスリング団体RAFからオファーを受けたことで、再び本格的なトレーニングを開始。
ここ2カ月ほどは、自身がニュージャージー州で創設したレスリングアカデミーで毎日のように練習を続けてきたという。
2028年ロサンゼルス五輪への再挑戦も視野
今回の競技復帰の先には、さらに大きな可能性がある。
バローズは2028年に米国で開催されるロサンゼルス五輪について、再び米国代表を目指したい気持ちが自身の中にあることを明かしている。
母国開催の五輪には特別な思いがあり、米国を代表して戦うことへの誇りも再挑戦を考える理由の一つだという。
一方で、現実的な難しさも理解している。
2028年には40歳を迎えることになり、米国代表の座を勝ち取ることは簡単ではない。
それでも、自分なら極めて困難な挑戦を実現できる可能性があると考えている。
現時点でロサンゼルス五輪への挑戦を正式に決定したわけではないが、RAFで再び継続的に試合を行うことが、本格的な復帰への足掛かりとなる可能性はある。
競技復帰初戦はUFCのブレイディ
その第一歩となるのがRAF 12だ。
対戦相手のブレイディはUFCウェルター級で活躍するグラップラー。
MMAでは強力なテイクダウンとトップコントロールを武器としており、レスリングを軸に相手を封じ込める能力を見せてきた。
ただし今回はMMAではなく、バローズが長年世界の頂点で戦ってきたフリースタイルレスリングの舞台となる。
バローズ vs ブレイディは当初RAF 12のメインイベントとして発表されたが、その後ドバリシビリ vs セフード2が追加され、現在はコメインイベントとなっている。
さらにバローズはRAF 12だけで終わる予定ではない。
9月5日にロシア・モスクワで開催されるRAF大会では、元世界王者マゴメド・クルバナリエフ(Magomed Kurbanaliev)との対戦も予定されている。
約2年ぶりにマットへ戻る38歳のレジェンド。
RAFでの復帰が単発の挑戦で終わるのか、それとも40歳で迎える2028年ロサンゼルス五輪への道につながっていくのか。
まずはブレイディとの復帰戦が、その第一歩となる。
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