UFC元王者アデサニヤがヴォルカノフスキーの拠点で新たなトレーニング City Kickboxing離脱後の再起へ

UFC元ミドル級王者イスラエル・アデサニヤが、オーストラリアにあるアレクサンダー・ヴォルカノフスキーのトレーニング拠点で新たな練習を開始していることが分かった。
アデサニヤは長年所属したニュージーランドの名門City Kickboxingを2026年に離脱。
新たな環境が注目されていた中、ヴォルカノフスキーがトレーニングするFreestyle MMA Performance Centreを訪れ、UFCライト級のマウリシオ・ルフィーらと汗を流している。
ルフィー本人がInstagramで公開した映像には、アデサニヤと実際にスパーリングする様子も収められている。
約16年間本拠地としたCity Kickboxingを離脱
アデサニヤは2009年からCity Kickboxingに関わり、2010年にニュージーランド・オークランドへ移住して本格的に同ジムでトレーニングを開始した。
ヘッドコーチのユージン・ベアマン(Eugene Bareman)とともにUFCの頂点まで上り詰め、ミドル級王座を2度獲得。
長期間にわたってCity Kickboxingを代表する選手の一人として活動してきた。
しかし2026年7月、自身のYouTubeチャンネルで「I'm Leaving CKB」と題した動画を公開し、City Kickboxingを離れたことを発表。
本人によれば、決断自体は5月20日の時点でベアマンに直接伝えていたという。
アデサニヤは離脱の理由について、キャリアの現在地を考えた上で、より自分個人に焦点を当てたトレーニングが必要になったと説明している。
長年ともに戦ってきた陣営との関係悪化を強調したものではなく、環境を変えてキャリアの次の段階へ進むための決断という位置づけだった。
ヴォルカノフスキー、ルフィーらと練習
そのアデサニヤが新たに姿を見せたのが、ジョー・ロペス(Joe Lopez)が指導し、ヴォルカノフスキーが長年拠点としてきたニューサウスウェールズ州ポート・ケンブラのFreestyle MMA Performance Centreだ。
公開された映像ではアデサニヤがルフィーと打撃を交えながらトレーニング。
ヴォルカノフスキーも同じ環境で練習しており、元UFC王者が新たな刺激を求めてオーストラリアへ渡った形となった。
今回の滞在が次戦に向けた恒久的な移籍なのか、一定期間の出稽古なのかについても明らかになっていない。
栄養士は「pre-camp」と投稿 次戦準備を示唆
さらにアデサニヤの栄養面を担当するスタッフがSNSで、アデサニヤの食事について「pre-camp」と表現した映像を公開したことも、復帰へ向けた動きとして注目されている。
「pre-camp」は本格的なファイトキャンプに入る前の準備期間を意味するため、アデサニヤが次の試合へ向けてコンディションを整え始めている可能性はある。
4連敗中、最後の勝利はペレイラとの再戦
アデサニヤにとって環境変更の背景にあるのが、キャリアでも例のない苦しい状況だ。
2023年4月のUFC 287ではアレックス・ペレイラを2ラウンドKOで破り、ミドル級王座を奪還。
しかし同年9月にショーン・ストリックランドに判定で敗れて王座から陥落した。
その後もドリカス・デュ・プレシに一本負け、ナッソーディン・イマボフにTKO負け。
2026年3月28日のUFCシアトルではジョー・パイファーに2ラウンド4分18秒、TKOで敗れ、現在は4連敗となっている。
かつてUFCミドル級を長期間支配したアデサニヤにとって、現在はキャリアの大きな転換期を迎えている。
約16年間本拠地としたCity Kickboxingを離れ、ヴォルカノフスキーやルフィーらが集まる環境で始まった新たなトレーニング。
正式な次戦発表はまだないものの、「ラスト・スタイルベンダー」が再起へ向けて動き始めていることは確かだ。
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