ダン・フッカーが元KSW二階級王者パルナスを迎撃 UFCデビュー戦でいきなりメインイベント【UFCファイトナイト・パリ】

現地時間2026年9月5日、フランス・パリのアコー・アリーナで開催される「UFCファイトナイト・パリ」のメインイベントで、ダン・フッカーとサラディン・パルナスがライト級5分5ラウンドで対戦する。
UFCライト級で長年トップ戦線を戦ってきたフッカーに対し、パルナスは今回がUFCデビュー戦。
KSWでフェザー級、ライト級の2階級王者となったフランスのスター選手が、UFC初戦から地元パリのメインイベントを任される異例のマッチアップとなった。
フッカーは2連敗から再起へ
ニュージーランドのフッカーは2014年からUFCで戦い続けているベテラン。
身長183cm、リーチ191cmの体格を生かした打撃に加え、長いキャリアの中でKO・TKO11勝、一本勝ち7を記録している。
2023年にはジェイリン・ターナー、2024年8月にはマテウス・ガムロットをそれぞれスプリット判定で破り、ライト級上位戦線へ再浮上した。
しかし、2025年11月のUFCファイトナイト・カタールではアルマン・ツァルキャンに2R3分34秒、肩固めで一本負け。
2026年1月のUFC 325ではブノワ・サン・ドニと対戦し、激しい攻防の末に2R4分45秒、グラウンドでの打撃を受けてTKO負けを喫した。
これで現在2連敗。
今回は約7カ月ぶりの復帰戦となり、UFCデビューするパルナスを敵地パリで迎え撃つ。
元KSW二階級王者パルナスがUFCデビュー
フランス出身のパルナスは、長年にわたってUFC外の世界トップクラスとして評価されてきたファイターだ。
2017年からKSWに参戦し、フェザー級王座を獲得。
その後は階級を上げ、2022年にライト級暫定王座を獲得すると、最終的にライト級でも正規王者となった。
KSWではフェザー級とライト級を同時に制する二階級王者として活躍した。
さらに2023年にはウェルター級王者アドリアン・バルトシンスキに挑戦。
勝利すればKSW史上初の三階級制覇という一戦だったが、5ラウンド判定で敗れている。
それでもライト級では無敗を維持し、2024年4月にヴァレリウ・ミルチャを1R KO、12月にはウィルソン・ヴァレラを2R TKO。
2025年5月にはマリアン・ジオウコフスキを2R TKOで破った。
2026年1月には元UFC、Bellatorのマルチン・ヘルドを2R3分35秒でTKOし、KSWライト級王座を防衛。
その後KSWを離れた。
4月にはKSWから正式に退団が発表され、2017年から続いた同団体でのキャリアを終えている。
直近5試合はすべてKO・TKO勝利
KSW退団後の2026年5月には、米国で開催されたMVP MMAでケネス・クロスと対戦。
テイクダウンやグラウンドでも試合を支配すると、最後はボディへのパンチでクロスを崩し、1R4分18秒でTKO勝利を収めた。
これでパルナスは5連勝。
ミルチャ、ヴァレラ、ジオウコフスキ、ヘルド、クロスと、直近5試合をすべてKO・TKOでフィニッシュしてUFCへ乗り込む。
プロ通算では23勝2敗。
UFC公式プロフィールではKO勝ち8、一本勝ち7を記録しており、打撃だけでなくグラップリングでもフィニッシュできる総合力を持つ。
フッカーの経験か、パルナスの完成度か
この一戦の大きなポイントは、UFCトップクラスとの対戦経験を持つフッカーに対し、パルナスがどこまで自分のスタイルを出せるかだ。
フッカーはツァルキャン、ガムロット、ダスティン・ポイエー、マイケル・チャンドラーら数多くの強豪と対戦してきた。
打撃戦になれば長いリーチからジャブ、ストレート、膝蹴りを使い、簡単には下がらないタフさも持つ。
一方のパルナスは、距離を取ったスタンドだけでなく、テイクダウンやバック奪取、サブミッションまで選択肢が多い。
キャリア序盤は一本勝ちを重ねていたが、近年は打撃面が大きく向上。
直近5連勝をすべてKO・TKOで終えていることからも、その変化が表れている。
パルナスにとっては、実績だけを見ればすでにUFCで戦う準備は十分に整っている。
ただし、UFCデビュー戦、地元パリ、さらに5ラウンドのメインイベントという条件で、いきなりフッカーと対戦することになる。
フッカーが長年UFCで培ってきた経験を見せて新たなスター候補を止めるのか。
それとも元KSW二階級王者パルナスが、UFCデビュー戦からライト級の実力者を破り、一気にライト級上位戦線へ名乗りを上げるのか。
今大会最大の注目カードとなる。
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