TUF33覇者ダニール・ドンチェンコ、ウェルター級4連勝のプナヘレ・ソリアーノと対戦 【UFCファイトナイト・パリ】

現地時間2026年9月5日、フランス・パリのアコー・アリーナで開催される「UFCファイトナイト・パリ」のウェルター級で、ダニール・ドンチェンコとプナヘレ・ソリアーノが対戦する。
「The Ultimate Fighter 33(TUF33)」ウェルター級優勝者のドンチェンコは、UFC参戦後も無敗を維持する25歳の新鋭。
対するソリアーノはミドル級からウェルター級へ転向して以降4戦全勝。
若きフィニッシャーと、階級変更をきっかけにキャリアを立て直した実力者による注目カードとなる。
TUF33優勝のドンチェンコ 現在8連勝中
ウクライナ出身のドンチェンコは、キックボクシングをバックボーンに持つストライカー。
2025年のTUF33ではダニエル・コーミエ率いるTeam Cormierに所属し、準々決勝でヒシャージ・マルチンスに判定勝利。
準決勝ではマット・ディクソンを1R TKOで破り、ウェルター級決勝へ進出した。
決勝ではロドリゴ・セジナンドと対戦し、1R4分27秒に打撃でTKO勝利。
TUF33ウェルター級トーナメント優勝を果たした。
その後、2026年2月にはUFCで豊富な経験を持つアレックス・モロノと対戦。
序盤から強烈な打撃で攻め込み、30-26、30-26、30-27の判定3-0で勝利した。
6月のUFCファイトナイト・バクーではティオドル・ベリグレンを相手に、2R1分35秒、ハイキックからの連打でTKO勝利。
現在は8連勝中で、プロ15勝のうち10勝がKO・TKO。
UFC公式スタッツでは1分あたり8.07発の有効打を記録するなど、攻撃力の高さが数字にも表れている。
ソリアーノはウェルター級転向後4戦全勝
ハワイ出身のソリアーノは、2019年のDana White's Contender Seriesを経てUFC入りしたファイター。

当初はミドル級を主戦場としていたが、2024年にウェルター級への転向を決断した。
初戦ではミゲル・バエザを圧倒し、30-25、30-25、30-27の判定3-0で勝利。
特にグラウンドでは有効打136発を記録し、当時のUFC史上最多となるグラウンドでの有効打を浴びせた。
ウェルター級でもフィジカルと組みの強さを発揮した一戦となった。
2025年1月にはウロシュ・メディチと対戦し、わずか31秒でKO勝利。
ウェルター級でも持ち前のパンチ力が通用することを証明した。
さらに同年10月にはニコライ・ヴェレテンニコフを30-27、30-27、30-27の判定3-0で破り、2026年2月にはラミズ・ブラヒマイとの接戦を29-28、29-28、29-28の判定3-0で制した。
これでウェルター級転向後は4戦4勝。
打撃だけでなく、もともとのレスリングを生かした組みやグラウンドでも戦えることが強みとなっている。
ドンチェンコの打撃か、ソリアーノの組みとグラウンドか
最大の注目点は、ドンチェンコの爆発的な打撃をソリアーノがどのように封じるかだ。
ドンチェンコはパンチだけでなく、ローキックやハイキック、肘まで織り交ぜる攻撃的なストライカー。
MMAで10KO・TKOに加え、キックボクシング/ムエタイでも18勝2敗の戦績を持つ。
一方のソリアーノはNCAAディビジョンIIIでレスリング経験を持ち、ウェルター級転向後はその組みとグラウンドの強さがより際立っている。
バエザ戦ではテイクダウン後に大量のグラウンド&パウンドを浴びせており、ドンチェンコとの打撃戦を避け、ケージ際やグラウンドへ持ち込む展開も考えられる。
ただし、ドンチェンコもスタッツでテイクダウンディフェンス75%を記録。
ソリアーノの組みを切ってスタンドの時間を長くできれば、一気にフィニッシュまで持っていく危険性がある。
TUF33を制して急速に存在感を高めているドンチェンコが連勝を伸ばすのか。
それともウェルター級転向後4戦無敗のソリアーノが、新鋭の勢いを止めるのか。
今後のウェルター級戦線を占う一戦となる。
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