朝倉海、アオリ・チロン戦で親指を骨折 12月のUFC復帰を視野「できれば年内にあと1試合」

現地時間2026年8月29日、中国・上海で開催された「UFCファイトナイト上海:ヌルマゴメドフ vs ソン」でアオリ・チロンにKO勝利した朝倉海が、試合中に親指を骨折していたことを明かした。
朝倉は上海から帰国後、自身のYouTubeチャンネルを更新。
病院を受診した結果、
「親指が骨折してました」
と報告した。
朝倉は上海大会のバンタム級でアオリ・チロンと対戦し、2R0分34秒にKO勝利。
5月30日のUFCマカオではキャメロン・スモザーマンを1R1分50秒でKOしてUFC初勝利を挙げており、バンタム級復帰後2試合連続のKO勝利を収めた。
1R後半のアッパーで負傷か「絶対折れてるなと思った」
朝倉によれば、親指を痛めたのは1R後半だった可能性が高いという。
試合映像を見返したところ、コンビネーションからアッパーを放った際に、アオリ・チロンの肘か顔付近に親指をぶつけたとみている。
「多分そこで折れたかな」
と振り返った。
1R終了後のインターバルでは、すでに骨折を疑うほどの状態だったという。
「もう絶対折れてるな、みたいな」
朝倉は早い段階で試合を終わらせたいと考えていたといい、2R開始直後に左ハイキックをヒットさせると、アッパーでダウンを奪い、ボディへの膝やパンチで追撃。
2R0分34秒で試合を終わらせた。
朝倉は、もしその後も長時間殴り続けていれば負傷がさらに悪化していた可能性があるとして、早い段階でフィニッシュできたことに安堵している。
骨折は軽度「1カ月あれば治る」
幸い、親指の状態は深刻なものではないという。
朝倉本人の説明では、骨が大きくずれているような骨折ではなく、ひびに近い状態で2カ所を痛めているという。
医師からは、
「1カ月あれば治る」
と説明を受けたとしている。
朝倉は、親指はパンチを当てる際に直接ぶつける部分ではないため、順調に回復すれば1カ月ほどでスパーリングを再開できるのではないかとの見通しを示した。
パンチを使った練習には制限がかかるものの、ランニングや筋力トレーニング、蹴り、肘、膝など、現在でもできるトレーニングは多いとしている。
すでにチーム内では上海大会の反省も始めており、次戦の対戦相手や今後の準備について話し合う予定だという。
12月復帰を視野「できれば年内にあと1試合」
朝倉は試合前から、2026年中に3試合することを目標に掲げていた。
今年はマカオ、上海とすでに2試合を戦い、いずれもKO勝利。
親指の回復に約1カ月を要するとすれば、10月ごろから本格的な練習を再開できると見込んでいる。
当初は11月の大会への出場も考えていたというが、今回の負傷によって現実的には難しくなった。
今後は親指の回復状態やコンディションを確認しながら、12月のUFC出場を目指す。
一方で年内復帰に固執する考えではなく、準備が間に合わなければ2027年初頭の復帰でも構わないとの考えも示した。
次戦はトップ選手との対戦を想定
バンタム級復帰後、2試合連続のKO勝利で勢いに乗る朝倉。
次戦については、これまで以上に上位の選手との対戦になることを想定している。
「ここ2戦も別に相手が弱かったわけじゃないんだけど、多分こっからはより本当にトップの選手と組まれることになると思う」
上海大会では、中国開催のため米国などではリアルタイムで視聴しにくい時間帯になることも意識していたという。
そのため、SNSで世界中に拡散されるようなインパクトのある勝ち方をする必要があると考えていた。
実際にアオリ・チロン戦では左ハイキックから一気にフィニッシュへ持ち込み、ボディへの膝などもSNSで海外ファンから大きな反響があったという。
朝倉自身も、海外から多くの反応が寄せられたことについて、
「ミッション成功だね」
と笑顔を見せた。
UFC参戦当初はフライ級で2連敗を喫したものの、バンタム級に戻ってからはスモザーマン、アオリ・チロンを相手に2試合連続KO勝利。
「こっからバンバン勝ってね、バンタムでね、ベルトを目指したいと思います」
まずは親指の骨折を治し、その先に年内3戦目、そしてUFCバンタム級のトップ戦線進出を見据えている。
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