UFC初勝利のウィント、キムラ防御を知らなかったと告白「タップしない。折るなら折れと思った」

現地時間2026年8月22日、米国カリフォルニア州サクラメントのGolden 1 Centerで「UFCファイトナイト・サクラメント:ヘルナンデス vs ロドリゲス」が開催された。
ヘビー級では、アンソニー・ウィントとテランス・チャットマンが対戦。
ウィントが第1ラウンド4分29秒、肩固めによるテクニカルサブミッションでUFC初勝利を挙げた。
しかし試合後、ウィントはフィニッシュに至る前にチャットマンから仕掛けられたキムラについて、技術的な防御方法を理解していなかったと告白。
腕を折られる可能性を受け入れ、タップせずに耐えていたことを明かした。
「防御?何をしているか分かっていなかった」
第1ラウンド、ウィントはチャットマンをシングルレッグで倒したものの、下になったチャットマンがキムラを仕掛けた。
腕を背中側へ曲げられたウィントは、試合後に防御について尋ねられると、「防御?何をしているか分かっていなかった」と回答。
続けて、当時の心境を次のように語った。
「このまま極め続けても、俺はタップしない。
腕を折るなら折れ、と思っていた」
本人によれば対処方法は理解しておらず、トップからパンチを放ちながら腕を引き抜き、キムラから脱出した。
この場面では、後頭部への攻撃についてレフェリーから注意を受けている。
キムラが解けた後もウィントはトップポジションを維持し、残り時間が少なくなったところで肩固めへ移行。
脚を抜いてサイドへ回り、絞めを強めると、チャットマンはタップせずに意識を失い、レフェリーが試合を止めた。
DWCSから11日でUFCデビュー
ウィントは大会11日前の8月11日、「Dana White's Contender Series(DWCS)」でマット・アダムスと対戦。
第1ラウンド開始34秒、グラウンドでのパンチによるTKO勝ちを収め、UFCとの契約を獲得した。
試合直後から早期のUFCデビューを希望し、サクラメント大会への出場が決定。
11日間で2試合を戦い、いずれも第1ラウンドで決着させた。
元NFLニューヨーク・ジェッツのラインバッカーという経歴を持つウィントは、MMAと並行してフロリダ国際大学でアカデミックコーディネーターとして勤務していたが、DWCS出場前の7月10日に同職を退いていた。
試合後には、これまでは練習、仕事、再び練習という生活を送っていたと説明。
今後は一日を通してトレーニングへ集中できるとして、「ヘビー級は大変なことになる」と自信を示した。
一方で、キムラを防ぐ方法が分からなかったという告白からは、身体能力で危険な場面を切り抜けた一方、技術面には改善の余地が残されていることもうかがえる。
ウィントはコーチのハーバート・バーンズ(Herbert Burns)とともに、足関節技などのグラップリング技術にも取り組む考えを明かしている。
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