イスラム・マハチェフがマシャド・ガリーに判定勝ち UFC新記録17連勝で王座初防衛 【UFC 330】

現地時間2026年8月15日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinity Mobile Arenaで「UFC 330:マハチェフ vs マシャド・ガリー」が開催された。
メインイベントのUFCウェルター級タイトルマッチでは、王者イスラム・マハチェフと挑戦者イアン・マシャド・ガリーが対戦。
マハチェフが49-46、49-46、48-47のユナニマス判定勝ちを収め、ウェルター級王座の初防衛に成功した。
マハチェフが初回から組みでガリーを封じる
第1ラウンド、マハチェフは前脚の内側へローキックを入れながら距離を測る。
開始から90秒を迎える前にガリーの片脚へタックルを仕掛け、そのまま最初のテイクダウンに成功した。
ガリーはケージを使って立ち上がったものの、マハチェフは背後から身体を密着させて離さない。
ケージ際で組み続けながら脚へのヒザを入れ、ガリーに思うような打撃戦をさせないまま初回を終えた。
第2Rにハイキックでダウンを奪う
第2ラウンドはガリーが蹴りを増やし、前脚やボディーを狙って距離を作ろうとする。
しかし中盤、両者がケージ際の攻防から離れるとマハチェフが右を当て、続けてハイキック。
これがガリーの頭部を捉え、挑戦者がマットに倒れる。
ガリーはすぐに立ち上がったが、マハチェフは間を与えず再び組みつく。
投げからグラウンドへ持ち込むと、サイドポジションを奪い、パンチやヒジで攻撃した。
ガリーはラウンド終了直前に立ち上がったものの、第2ラウンドはマハチェフがこの試合最大のダメージを与えたラウンドとなった。

ガリーが第3Rから巻き返す
2ラウンドを終え、試合の流れはマハチェフに傾いていたが、第3ラウンドからガリーが盛り返す。
ガリーは前脚のヒザ付近を狙う蹴りやボディーキックを使い、長いリーチを生かしてマハチェフを遠い距離に置く。
マハチェフは再び片脚へのタックルからテイクダウンしたものの、ガリーはスクランブルから背後へ回って立ち上がり、すぐにスタンドへ戻した。
その後はガリーがボディーキックを重ね、ハイキックもヒット。
第1、第2ラウンドとは異なり、マハチェフを後退させる時間が増えていった。

第4Rもガリーが打撃で追い上げる
第4ラウンドもガリーはボディーへの蹴りやジャブを使い、スタンドで攻勢をかける。
マハチェフは組みへ切り替え、片脚へのタックルからテイクダウン。
ガリーの背後へ回ってケージ際でコントロールするが、ガリーも立ち上がって脱出する。
マハチェフは再びガリーを持ち上げて倒し、その後も繰り返しテイクダウンを狙った。
それでもガリーは倒されるたびに立ち上がり、ボディーへのパンチを返す。
マハチェフの組みに対応しながら打撃を当てる場面を増やし、最終ラウンドを前に試合は接戦となった。
最終Rにマハチェフがバックを奪う
第5ラウンド、ガリーはボディーキックや右ストレートを当て、前へ出る。
マハチェフは再び片脚へのタックルを仕掛けるが、ガリーはすぐに立ち上がり、ケージ際での攻防へ。
ここからマハチェフが再び主導権を握る。
ガリーを崩してテイクダウンすると、すぐに背中を奪取。
両脚でガリーの胴を固定すると、バックからパンチを入れながらチョークの機会をうかがった。
ガリーは最後まで一本を許さなかったものの、マハチェフがバックからコントロールを続けたまま試合終了のホーンを迎えた。
判定は49-46、49-46、48-47。
ジャッジ3者がマハチェフを支持し、ユナニマス判定でウェルター級王座の初防衛が決まった。
マハチェフがUFC史上単独最多の17連勝
今回の勝利でマハチェフはUFCでの連勝を17に伸ばした。
これまでアンデウソン・シウバが保持していた16連勝を上回り、UFC史上単独最多となる17連勝を達成。
プロMMA戦績も29勝1敗となった。
マハチェフはライト級王者時代を経て、2025年11月にジャック・デラ・マダレナを破りウェルター級王座を獲得。
今回は階級を上げてから初めて迎えた防衛戦だった。
マハチェフ「ガリーは大きく成長していた」
マハチェフは勝利後、ガリーについて厳しい試合を強いられた相手だったと評価。
特にグラップリングについて、デミアン・マイアのもとで取り組んできた成果が表れていたとの見方を示した。
また、ウェルター級では相手のパワーが増し、一本を取る難しさも感じていると話している。
一方のガリーは、自身としてはこの夜、自分の方が上だったと信じていたとしながらも、判定には異議を唱えず、マハチェフの勝利を受け入れた。
今後については立て直し、さらに成長して戻ってくる考えを示している。
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