マハチェフ vs マシャド・ガリーをUFC公式スタッツで勝敗予想 ウェルター級王座戦を数字から比較 【UFC 330】

現地時間2026年8月15日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinity Mobile Arenaで開催される「UFC 330:マハチェフ vs マシャド・ガリー」。
メインイベントでは、UFCウェルター級王者イスラム・マハチェフと挑戦者イアン・マシャド・ガリーが対戦する。
マハチェフはプロMMA戦績28勝1敗、UFCでは17勝1敗。
2025年11月のUFC 322でジャック・デラ・マダレナを判定で破り、ウェルター級転向初戦で王座を獲得した。
現在16連勝中で、今回がウェルター級王座の初防衛戦となる。
対するマシャド・ガリーは17勝1敗、UFCでは10勝1敗。
2024年12月にシャフカト・ラフモノフに判定でプロ初黒星を喫したものの、その後はカルロス・プラテス、ベラル・ムハメドに判定勝ちし、2連勝でタイトル挑戦までたどり着いた。
今回は両者のUFC公式スタッツを比較し、どちらが有利なのかを予想する。
マハチェフ vs マシャド・ガリー UFC公式スタッツ比較
項目 | イスラム・マハチェフ | イアン・マシャド・ガリー |
|---|---|---|
プロMMA戦績 | 28勝1敗 | 17勝1敗 |
UFC戦績 | 17勝1敗 | 10勝1敗 |
年齢 | 34歳 | 28歳 |
身長 | 178cm | 191cm |
リーチ | 179cm | 189cm |
平均試合時間 | 11分01秒 | 14分45秒 |
1分あたりの有効打命中数 | 2.45 | 4.78 |
有効打命中率 | 58.4% | 54.1% |
1分あたりの有効打被弾数 | 1.45 | 2.86 |
有効打防御率 | 62.0% | 52.9% |
15分あたりのテイクダウン | 3.10 | 0.92 |
テイクダウン成功率 | 56.2% | 31.3% |
テイクダウン防御率 | 91.3% | 80.0% |
15分あたりの一本を狙った回数 | 0.98 | 0.37 |
ダウン奪取数 | 4 | 4 |
ダウンを奪われた回数 | 2 | 1 |
なお、マハチェフのUFC通算スタッツにはライト級時代の試合が多く含まれている。
ウェルター級では2025年11月のデラ・マダレナ戦が初戦だったため、上記の数字が現在のウェルター級での能力をそのまま示すものではない点には注意が必要だ。
有効打を当てるペースではマシャド・ガリー
スタンドで目立つのは、マシャド・ガリーの有効打を当てるペースだ。
1分あたりの有効打命中数はマハチェフの2.45発に対し、マシャド・ガリーは4.78発と大きく上回っている。
さらにマシャド・ガリーは身長191cm、リーチ189cm。
マハチェフは身長178cm、リーチ179cmで、マシャド・ガリーが身長で約13cm、リーチで約10cm上回る。
長い距離を維持しながら打撃を当て続けることができれば、マシャド・ガリーが自分の展開を作りやすい。
UFCでのダウン奪取数は両者とも4回となっている。
打撃の精度と防御ではマハチェフ
有効打の命中数ではマシャド・ガリーが上回る一方、命中率とディフェンスではマハチェフの数字が良い。
有効打命中率はマハチェフが58.4%、マシャド・ガリーが54.1%。
1分あたりの有効打被弾数はマハチェフが1.45発なのに対し、マシャド・ガリーは2.86発。
有効打防御率でもマハチェフの62.0%に対し、マシャド・ガリーは52.9%となっている。
有効打を当てるペースではマシャド・ガリー、命中率と被弾の少なさではマハチェフという比較になる。
マシャド・ガリーの54.1%という有効打命中率も高い数字だが、マハチェフは攻撃を当てる精度と相手の攻撃を受けない能力の両方で上回っている。
最大のポイントはテイクダウン
今回の勝敗を考える上で最も重要になるのが、マハチェフのテイクダウンにマシャド・ガリーがどこまで対応できるかだ。
15分あたりのテイクダウンはマハチェフが3.10回、マシャド・ガリーは0.92回。
テイクダウン成功率でもマハチェフが56.2%、マシャド・ガリーが31.3%となっており、組みの数字ではマハチェフが大きく上回る。
一方で、マシャド・ガリーのテイクダウン防御率は80.0%。
簡単に倒され続けてきた選手ではない。
マハチェフのテイクダウン防御率はさらに高い91.3%を記録しているため、マシャド・ガリーが自ら組みで主導権を握る展開は作りにくいと考えられる。
マシャド・ガリーにとっては、自分からテイクダウンを狙うことよりも、マハチェフの組みを防ぎ、得意な距離で戦う時間をどれだけ長く作れるかが重要になる。
マシャド・ガリーはサイズ差を生かせるか
マシャド・ガリーには、ウェルター級で戦ってきた体格面の強みがある。
身長とリーチでは明確にマシャド・ガリーが上回り、1分あたりの有効打命中数も高い。
マハチェフを遠い距離に置き、ジャブやキックを当てながらケージ中央で戦う時間を増やせれば、挑戦者にも十分な勝機がある。
加えてテイクダウン防御率80.0%という数字は、今回の対戦を考える上で大きな材料になる。
ただし、マハチェフは2025年11月のウェルター級初戦でデラ・マダレナを破って王座を獲得しており、階級を上げても自身の組みを機能させられることをすでに示している。
マシャド・ガリーが体格差とテイクダウン防御を生かし、マハチェフに組まれる時間そのものを減らせるかが勝敗を左右しそうだ。
5ラウンドの経験ではマハチェフ
長期戦の経験ではマハチェフが上回る。
マハチェフはライト級王者として4度の防衛に成功し、UFCのメインイベントでも8戦全勝。
5ラウンドを想定した試合を何度も経験してきた。
一方、マシャド・ガリーにとって今回はUFCで2度目の5ラウンド戦となる。
平均試合時間はマシャド・ガリーが14分45秒と長く、判定まで戦う経験は豊富だが、タイトルマッチを含む5ラウンド戦の経験値ではマハチェフに分がある。
勝敗予想 イスラム・マハチェフ有利
UFC公式スタッツを軸に比較すると、イスラム・マハチェフが有利と予想する。
マシャド・ガリーには身長とリーチ、有効打を当てるペース、80.0%のテイクダウン防御率という明確な強みがある。
特に長い距離を維持できれば、マハチェフにとって簡単な試合にはならない。
それでも、マハチェフは15分あたり3.10回のテイクダウン、56.2%のテイクダウン成功率を記録している。
打撃でも有効打命中率58.4%、1分あたりの有効打被弾数1.45発、有効打防御率62.0%と高い数字を残しており、組みだけに依存しているわけではない。
マシャド・ガリーが距離を維持して戦う時間帯では挑戦者が有効打の数で上回る可能性があるが、マハチェフがケージ際で組み、テイクダウンからトップポジションを作るラウンドを複数作れば、試合全体の主導権を握る可能性が高い。
組みの強さに加えて打撃の精度と防御、5ラウンドの経験を持つマハチェフが有利と見る。
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