2024年PFL王者ラバダノフが5連勝すべてフィニッシュのリーダーと激突 【PFL Tampa】

現地時間2026年8月22日、米国フロリダ州タンパのBenchmark International Arenaで「PFL Tampa」が開催される。
コメインイベントのライト級では、ガジ・ラバダノフとトレイシー・リーダーが対戦する。
当初ラバダノフはヤクブ・カスズバと対戦予定だったが、カスズバが欠場。
代わってPFL初参戦となるリーダーが抜擢された。
ラバダノフは2024年PFLライト級王者で、現在PFLライト級2位。
前戦では2025年PFL Europe王者アレクサンドル・チゾフを判定で破っている。
対するリーダーは現在5連勝中で、そのすべてをKO/TKOまたは一本で決着。
PFLデビュー戦でいきなり元王者との大一番に挑む。
ラバダノフは2024年PFL王者、ディアキエシーとケビン・リーを連続KO
ロシア・ダゲスタン出身のラバダノフはTeam Nurmagomedovに所属し、コンバットサンボをバックボーンに持つライト級ファイター。
Bellatorで5連勝を記録した後、PFLでも勢いを維持。
2024年のPFLライト級シーズンではソロモン・レンフロ、エルビン・エスピノーザ、ミカエル・デュフォーを破って決勝へ進んだ。
決勝では元Bellatorライト級王者ブレント・プリマスと対戦。
組みだけでなくスタンドでも主導権を握ると、第3ラウンド2分31秒、パンチでKO勝ちを収めて2024年PFLライト級王者となった。
2025年のPFL World Tournamentにも参戦すると、初戦では元UFCのマルク・ディアキエシーと対戦。
ディアキエシーの蹴りに対して距離を詰め、テイクダウンから強烈なグラウンド&パウンドを浴びせる。
わずか第1ラウンド32秒でKOし、ディアキエシーをキャリア初の打撃によるKO負けに追い込んだ。
続く準決勝では元UFCライト級暫定王座挑戦者ケビン・リーと対戦。
開始直後からパンチでリーを何度もぐらつかせ、最後はケージ際で連打をまとめて第1ラウンド2分37秒、TKO勝ちを収めた。
これで2024年から続くKO勝利を4試合連続まで伸ばし、2年連続でPFLのライト級決勝へ進出した。
しかし決勝ではアルフィー・デイビスと5ラウンドを戦い、ユナニマス判定で敗戦。
2020年以来となる黒星を喫し、2年連続の優勝はならなかった。
チゾフを破って再起、元王者として再び上位戦線へ
ラバダノフは今年5月の「PFL Sioux Falls」で再起戦を迎え、2025年PFL Europeライト級王者アレクサンドル・チゾフと対戦した。
身長とリーチではチゾフに上回られたが、ラバダノフは距離を詰めてテイクダウンを繰り返し、グラウンドで試合をコントロール。
30-27、30-27、29-28のユナニマス判定勝ちを収め、前年のトーナメント決勝での敗戦から再起した。
現在はPFLライト級2位につけており、再びタイトル戦線へ進むためにも今回のリーダー戦は落とせない一戦となる。
リーダーは5連勝すべてフィニッシュ、代役でPFL初参戦
一方のリーダーは米国オクラホマ州を拠点に戦うファイターで、今回がPFL初参戦となる。
キャリア序盤からXtreme Fight Night(XFN)など米国のローカル大会を中心に経験を積み、Fury FCやCage Fury Fighting Championships(CFFC)でも試合を経験してきた。
2024年には3連敗を喫したものの、2025年に入るとプロMMAでは流れが大きく変わった。
同年4月にはマイケル・バンクスを第1ラウンド2分04秒、パンチによるTKOで撃破。
8月のXFN 403ではブレナン・マッキシックと対戦し、第3ラウンド2分45秒、リアネイキッドチョークで一本勝ちを収めた。
続く10月にはフレッド・フリーマンを第1ラウンド2分15秒、リアネイキッドチョークで下し、連続一本勝ちを記録した。
2026年2月には当時8勝1敗だったマーシャル・ケンプと対戦。
第2ラウンド2分06秒、肘とパンチによるTKO勝ちを収める。
さらに4月24日の前戦ではチャンス・ベックを第1ラウンド1分03秒、パンチによるTKOで撃破した。
これで5連勝。
そのすべてをフィニッシュしており、直近5試合の内訳は3KO/TKO、2サブミッションとなっている。
PFL Tampaでは当初出場予定ではなかったが、カスズバの欠場を受けてラバダノフとの対戦が決定した。
PFL初戦でランキング2位、さらに2024年王者というトップクラスの相手をいきなり迎えることになる。
ラバダノフの組みと経験か、リーダーのフィニッシュ力か
実績ではラバダノフが大きく上回る。
PFL王座を獲得し、プリマス、ディアキエシー、ケビン・リー、チゾフといった実力者を破ってきた。
レスリングとサンボをベースとしながら、近年は打撃でのフィニッシュ力も大きく向上している。
特に2024年のデュフォー戦から2025年のケビン・リー戦まで4試合連続でKO/TKO勝ち。
相手がテイクダウンを警戒すれば、パンチで試合を終わらせられる危険性を持っている。
一方、リーダーは身長5フィート11インチ(約180cm)、リーチ73.5インチ(約187cm)と、ラバダノフよりサイズが大きい。
直近5試合ではパンチだけでなくリアネイキッドチョークでも勝利しており、フィニッシュの形は一つではない。
特にマッキシック戦では第3ラウンドまで戦った末に一本を奪っており、試合が長引いてもフィニッシュを狙い続けられる。
ただし、今回はPFL初参戦にして対戦相手が元王者。
さらに大会直前に決まった代役出場という条件も加わる。
ラバダノフがトップクラスで積み重ねてきた経験と総合力を見せ、再びライト級王座へ近づくのか。
それとも5試合連続フィニッシュ中のリーダーが突然巡ってきたチャンスをものにし、PFLデビュー戦で元王者を撃破するのか。
PFL Tampaのコメインイベントは、失うものの少ない新参者と、タイトル戦線での立場を守りたい元王者がぶつかる一戦となる。
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