朝倉海がアオリ・チロンを2R KO 左ハイキックから猛ラッシュ、バンタム級で2戦連続フィニッシュ【UFCファイトナイト上海】

現地時間2026年8月29日、中国・上海のオリエンタル・スポーツ・センターで「UFCファイトナイト上海:ヌルマゴメドフ vs ソン」が開催された。
メインカードのバンタム級では、アオリ・チロンと朝倉海が対戦。
朝倉が2R0分34秒、左ハイキックを起点とした打撃の連打でKO勝利を収めた。
5月のUFCマカオでキャメロン・スモザーマンを1Rで倒してUFC初勝利を挙げた朝倉は、バンタム級転向後2戦連続のフィニッシュ勝利。
中国人選手を相手に完全アウェーの上海で、再び持ち味の爆発力を見せつけた。
カーフキックとパンチで主導権 アイポークで一時中断も
1R、朝倉は距離を取りながらカーフキックを蹴り、アオリ・チロンの出方を見る。
序盤は両者とも慎重な立ち上がりとなったが、朝倉が徐々にプレッシャーを強める。
ボディへのフックや顔面への左を当て、パンチのコンビネーションでもアオリ・チロンを後退させた。
アオリ・チロンもローキックを返し、右のパンチを当てるなど反撃。
簡単には朝倉にペースを渡さない。

ラウンド中盤には朝倉の左手がアオリ・チロンの目に入る偶発的なアイポークがあり、試合が一時中断した。
地元中国のアオリ・チロンを応援する会場から大きなブーイングが起こったが、朝倉は動揺を見せず、再開後も距離を保ちながら打撃を組み立てる。
終盤には自ら前へ出てアオリ・チロンをケージ際まで押し込み、パンチとクリンチを交えながら1Rを終えた。

左ハイキック一閃 開始34秒で一気に仕留める
勝負は2R開始直後に動いた。
朝倉は開始から距離を詰め、パンチを見せながら攻撃を仕掛ける。
そして左ハイキックをアオリ・チロンの側頭部へクリーンヒット。
強烈な一撃を受けたアオリ・チロンが大きくバランスを崩すと、朝倉は一気に距離を詰めた。
逃げるアオリ・チロンにパンチを連打し、ケージ際まで追い込む。
アッパーやボディへの攻撃も交えながら手を止めず、アオリ・チロンが膝をついて亀の状態になっても攻撃を続けた。
最後は膝やパウンドを浴びせ、レフェリーが試合をストップ。
2R0分34秒。
朝倉がわずか34秒の猛攻で試合を終わらせた。
フライ級2連敗からバンタム級で2連続フィニッシュ
朝倉は2024年12月のUFC 310でUFCデビューし、いきなりアレッシャンドレ・パントージャのフライ級王座に挑戦したものの2R一本負け。
2025年8月のティム・エリオット戦でも2R一本負けを喫し、UFC参戦から2連敗となった。
しかし、その後はRIZIN時代にも主戦場としていたバンタム級へ階級を戻す。
2026年5月のUFCマカオではキャメロン・スモザーマンを1R1分50秒でKO。
UFC初勝利を挙げると、約3カ月後となる今回もアオリ・チロンを2Rでフィニッシュした。
フライ級では減量も含めて苦しんだ朝倉だが、バンタム級に戻ってからは2戦2勝、いずれもKO決着。
RIZIN時代から武器としてきたスピードと一撃の破壊力が、UFCでも結果につながり始めている。
「自分の打撃が一番」次戦はビッグファイトを要求
試合後、朝倉はオクタゴンインタビューで勝利を喜び、自身の打撃に強い自信を示した。
「自分の打撃が一番」
さらに今後については、より大きな相手との対戦を希望。
「ビッグファイトを組んでください」
バンタム級で2試合連続のフィニッシュ勝利を挙げたことで、次戦ではこれまで以上の相手が用意される可能性も出てきた。
朝倉は今回のKO勝利で、2万5000ドルのフィニッシュ・ボーナスも獲得した。
UFC初参戦から2連敗という苦しいスタートを切った朝倉だが、バンタム級へ戻ってから流れは一変。
スモザーマン、アオリ・チロンを立て続けにフィニッシュし、UFCで初の連勝を記録した。
試合結果
バンタム級
WINNER 朝倉海 vsアオリ・チロン
2R 0分34秒 KO(左ハイキック、パンチ)
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