ソン・ヤドンがウマル・ヌルマゴメドフを2R KO タックルに右アッパー、母国中国で大番狂わせ【UFCファイトナイト上海】

現地時間2026年8月29日、中国・上海のオリエンタル・スポーツ・センターで「UFCファイトナイト上海:ヌルマゴメドフ vs ソン」が開催された。
メインイベントのバンタム級では、ランキング3位のウマル・ヌルマゴメドフと6位のソン・ヤドンが対戦。
地元中国のソンが2R1分48秒、ウマルのタックルに右アッパーを合わせてKO勝利を収めた。
元タイトル挑戦者で王座挑戦候補の筆頭格と見られていたウマルを完全に失神させる衝撃のフィニッシュ。
ソンはウマルをKOしただけでなく、プロキャリアで初めてフィニッシュした選手となった。
ウマルがテイクダウン 1Rは得意のグラップリングで先行
1R、ウマルはサウスポーとオーソドックスを切り替えながら距離を測り、ソンも慎重にプレッシャーをかける。
スタンドで探り合う中、ウマルはソンのローキックをキャッチすると、そのままテイクダウン。
トップポジションを取るとハーフガードからソンをコントロールし、得意のグラップリングへ持ち込んだ。
ソンも下から簡単には固めさせず、ケージを使いながら立ち上がる。
スタンドへ戻るとボディへのパンチを狙い、ウマルの組みに警戒しながら前へ出た。
ウマルは再びテイクダウンを狙い、組みと打撃を混ぜながら試合を進める。
ソンも終盤にはウマルの組みを防ぐ場面を作ったものの、1Rはテイクダウンとトップコントロールを成功させたウマルが一歩リードする展開となった。

2Rはソンがタックルを防いで流れを変える
2R、ウマルは再びグラップリングへ持ち込もうとする。
しかしソンは1Rとは違い、序盤のテイクダウンをしっかりとディフェンス。
ウマルに簡単には組ませず、スタンドで勝負する時間を作った。
打撃戦に戻ると、ソンは前へプレッシャーをかけながらパンチを狙う。

一方のウマルも蹴りやパンチを見せながら、再びテイクダウンのタイミングを探った。
そして、この攻防が試合の結末につながった。
タックルに右アッパー ウマルが一撃で失神
2R中盤、ウマルが距離を詰めてレベルチェンジし、ソンの脚を狙ってタックルへ入る。
ソンはその動きを完全に読んでいた。
ウマルが頭を下げた瞬間、ソンが右アッパーを突き上げる。
右アッパーがウマルの顔面を捉え、ウマルは意識を失うようにキャンバスへ崩れ落ちた。
ソンは倒れたウマルへ追撃のパンチを入れ、レフェリーが即座に試合をストップ。
2R1分48秒、ソンが王座挑戦候補の筆頭格だったウマルをKOする大番狂わせを起こした。
元王座挑戦者ウマルを初めてフィニッシュ
ウマルはこれまでプロキャリアで敗れたのは、2025年1月のUFC 311でメラブ・ドバリシビリに判定負けした一度だけだった。
その後は連勝して再び王座挑戦を狙い、上海大会でもソンを破ればタイトル戦線の最前線に立つ可能性が高い状況だった。
しかし、そのウマルをソンがKO。
これまでウマルをフィニッシュした選手はおらず、ソンはバンタム級トップ戦線に強烈なインパクトを残す勝利を挙げた。
ソン自身も5月のUFCマカオで元UFCフライ級王者デイヴソン・フィゲイレードを一本で下しており、今回のウマル戦を含めて2試合連続のフィニッシュ勝利となった。
「タイトル戦をくれ」中国人男子初のUFC王者へ
試合後、ソンは上海の観客から大歓声を浴びながらタイトル挑戦を要求した。
「タイトル戦をくれ」
さらに、中国人男子初のUFC王者になることを宣言。
元王座挑戦者ウマルをKOしたことで、そのアピールには大きな説得力が加わった。
バンタム級では現王者ピョートル・ヤンとメラブ・ドバリシビリのタイトルマッチが予定されており、ソンはその勝者への次期挑戦者候補として一気に浮上した。
ソンは今回の衝撃的なKO勝利で、10万ドルのパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも獲得した。
フィゲイレードを一本で破り、続いてウマルをKO。
母国中国でキャリア最大の勝利を挙げたソンが、UFCバンタム級王座へ大きく前進した。
試合結果
バンタム級
WINNER ソン・ヤドン vsウマル・ヌルマゴメドフ
2R 1分48秒 KO(右アッパー)
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