イリア・トプリアが約3か月ぶりにSNS更新 息子への手紙でゲイジー戦で喫した初黒星を振り返る

元UFCフェザー級・ライト級王者イリア・トプリアが、自身のInstagramを更新。
6月に開催された「UFC Freedom 250」でジャスティン・ゲイジーに敗れ、プロキャリア初黒星を喫して以来、試合直後の声明を除けば約3か月ぶりに自身の言葉を発信した。
今回トプリアが公開したのは、息子ヒューゴに宛てた手紙を読み上げる形の映像。
キャリアで初めて経験した敗北を振り返りながら、勝つことだけではなく、逆境に直面した時にどう立ち上がるかの大切さを語っている。
息子ヒューゴへ「負けることより、どう向き合うか」
トプリアは映像の中で、ゲイジー戦で自分が敗れる姿を目にした息子について触れ、「あの瞬間を見せずに済むなら何でもしたかった」と父親としての思いを明かした。
一方で、親子でその経験を共有したことには意味があったとも振り返っている。
トプリアが息子に伝えたかったのは、人生では常に勝てるわけではなく、敗北によってその人の価値が決まるわけではないということだった。
大切なのは、状況が悪くなった時にどのような人間でいるのか、倒れたままでいるのか、それとも再び立ち上がるのかだと語っている。
さらに、自身にとってゲイジー戦は、これまでの勝利では得られなかったものを学ぶ経験になったと説明。
順調な時ではなく、人生で最も厳しい瞬間にこそ人間の「キャラクター」が表れるとし、今回の敗北を経験したことで以前よりも強くなったとの考えを示した。
投稿には「俺たちは戻ってきた」と復帰を意識させる言葉も添えられている。
ゲイジーに敗れ17戦無敗がストップ
トプリアは現地時間6月14日、米国ワシントンD.C.のホワイトハウス南庭で開催された「UFC Freedom 250」のライト級タイトル戦でゲイジーと対戦した。
それまでプロ17戦無敗だったトプリアは、アレクサンダー・ヴォルカノフスキー、マックス・ホロウェイ、チャールズ・オリベイラを立て続けにフィニッシュし、フェザー級とライト級のUFC王座を獲得していた。
ゲイジー戦では、2ラウンドにボディ攻撃などで相手を追い込む場面を作ったものの、3ラウンド以降はゲイジーが主導権を掌握。
顔面への強打を重ねられ、4ラウンド終了後にトプリア陣営が試合続行を断念した。
これがトプリアにとってプロキャリア初の敗北となり、ライト級王座もゲイジーへ移動した。
敗戦直後にはゲイジーを称賛「言い訳はない」
トプリアは試合翌日にもInstagramを更新しており、その際にはゲイジーへ祝福の言葉を送っている。
自身が万全のキャンプを送り、十分に準備して試合に臨んだことを説明した上で「言い訳はない」と敗北を受け入れ、ゲイジーの勝利を認めていた。
同時に「回復し、休み、さらに強くなって戻る」と復帰を宣言し、将来的な再戦への意欲も示していた。
それ以降はSNSで自身の言葉をほとんど発信していなかったが、今回、息子へのメッセージという形で約3か月ぶりに表舞台へ戻ってきた。
キャリア初黒星を再起への経験に
無敗のままUFC二階級制覇を果たし、世界のトップを走り続けてきたトプリアにとって、ゲイジー戦はこれまで経験したことのない敗北だった。
しかし今回のメッセージでは、試合内容への言い訳や次戦の要求ではなく、初黒星をどのように受け止めたかに焦点を当てている。
「一度も倒れない人間がチャンピオンなのではなく、立ち上がる理由を見つけ続ける人間がチャンピオン」という考えを息子に伝えたトプリア。
次戦は正式発表されていないが、「俺たちは戻ってきた」と締めくくった今回の投稿は、キャリア初黒星からの再出発を示すメッセージとなった。
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