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DWCSシーズン10がいよいよ開幕 UFC王者経験者4人を輩出、次のスター候補を探す10週間が始まる

DWCSシーズン10がいよいよ開幕 UFC王者経験者4人を輩出、次のスター候補を探す10週間が始まる

UFCとの契約獲得を目指す選手たちがオクタゴンに立つ「Dana White's Contender Series(DWCS)」が、いよいよシーズン10を迎える。

現地時間2026年8月11日、米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXでシーズン10の第1週が開催される。
今シーズンは10週にわたって行われる予定で、毎週、新たなUFC候補生たちが契約を懸けて戦う。

DWCSがスタートしたのは2017年。
当初は将来性のある選手を発掘する場という位置付けだったが、現在ではUFCのトップ戦線へつながる重要なルートの一つとなった。

UFCによると、最初の9シーズンと「Dana White's Contender Series: Brazil」を通じて300件以上のUFC契約が誕生。
さらに、DWCSを経験した選手から4人のUFC王者経験者まで生まれている。

ショーン・オマリー、ジャマール・ヒルらがUFC王者に

DWCS出身者の成功を象徴する存在の一人が、ショーン・オマリーだ。

2017年のシーズン1に出場すると、強烈なKO勝利で注目を集めてUFCとの契約を獲得。
その後バンタム級のトップへ駆け上がり、2023年のUFC 292ではアルジャメイン・スターリングを2ラウンドTKOで破ってUFCバンタム級王者となった。

オマリーより先にDWCS出身者として初めてUFC王者となったのが、ジャマール・ヒル
2023年のUFC 283でグローバー・テイシェイラを破り、ライトヘビー級王座を獲得した。

さらにジャック・デラ・マダレナもDWCSからUFCへ進み、2025年にはウェルター級王座を獲得。
2025年11月にイスラム・マハチェフに敗れて王座を失ったものの、DWCSから世界王者まで到達した代表的な成功例となった。

そして2026年4月には、カーロス・アルバーグがイリー・プロハースカを1ラウンド3分45秒、左フックからのパンチでKO。
UFCライトヘビー級王座を獲得し、DWCSから新たな王者が誕生した。

カルロス・プラテスもトップ戦線へ

現在のUFCで特に勢いを見せているDWCS出身者の一人が、カルロス・プラテスだ。

2023年のDWCSを経てUFC入りすると、その破壊力のある打撃で次々と相手をフィニッシュ。
2025年11月には元UFCウェルター級王者レオン・エドワーズを第2ラウンド1分28秒、KOで撃破した。

さらに2026年5月には、元王者ジャック・デラ・マダレナを3ラウンド3分17秒TKO。
UFC公式プロフィールでは、UFCで挙げた7勝すべてでボーナスを獲得し、7勝すべてがKOによるフィニッシュとなっている。
DWCSから発掘された選手が数年で世界トップクラスまで駆け上がった例の一つだ。

ボー・ニッカルもDWCSからUFCへ

レスリングの超エリートとして大きな期待を集めたボー・ニッカルもDWCSを経由してUFC入りした選手だ。

ニッカルは2022年のDWCSシーズン6に2度出場した後、UFCとの契約を獲得。
プロMMAでも早い段階から注目を集めてきた。

2026年6月のUFC Freedom 250ではカイル・ドーカスと対戦し、1ラウンド4分34秒TKO勝利。
DWCSからUFCへ入り、大舞台で戦う選手へ成長している。

サルキルドはDWCS出場から約2年でガムロット撃破

そしてシーズン10開幕直前に、DWCS出身者の存在感を改めて示したのがクイラン・サルキルドだ。

2024年のDWCSシーズン8からUFC入りし、2025年2月のUFCデビュー戦ではわずか19秒でKO勝利。
そこから勝利を積み重ね、現地時間2026年8月8日には自身初のUFCメインイベントでライト級の実力者マテウス・ガムロットと対戦した。

サルキルドはガムロットを相手に1ラウンド4分25秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。

DWCSに出場してから約2年でUFCのメインイベントを任され、ランキング上位のガムロットをフィニッシュするところまで駆け上がった。
シーズン10に出場する選手たちにとっても、まさに分かりやすい成功例と言えるだろう。

DWCSで敗れても終わりではない ディエゴ・ロペスの例

興味深いのは、DWCSでUFC契約を勝ち取った選手だけが、その後成功しているわけではないことだ。

ディエゴ・ロペスは2021年のDWCSシーズン5に出場したものの、ジョアンダーソン・ブリートにテクニカル判定で敗れ、その場でUFCとの契約を獲得することはできなかった。

しかし、その後UFC参戦のチャンスをつかむと一気にフェザー級トップ戦線へ進出。
2026年までに2度UFCタイトルに挑戦するまでになった。

DWCSは単に「その日の勝者を見る大会」ではない。
数年後にUFCの中心選手となる可能性を持ったファイターを、まだ世界的に知られる前の段階から見ることができる大会でもある。

シーズン10から次の王者は生まれるか

迎えるDWCSシーズン10の開幕戦では、ヘビー級のアンソニー・ウィントマット・アダムスをメインイベントとして、全5試合が行われる。
公式計量では出場する10選手全員が規定体重をクリアした。

今ではショーン・オマリーやジャマール・ヒルだけでなく、ジャック・デラ・マダレナ、カーロス・アルバーグとUFC王者経験者が次々に誕生し、カルロス・プラテス、ボー・ニッカル、クイラン・サルキルドらもUFCの大舞台で存在感を見せている。

DWCSを見る最大の面白さは、「まだ名前が知られていない選手の中に、数年後のUFC王者がいるかもしれない」という点にある。

シーズン10から次のオマリー、アルバーグ、プラテス、サルキルドは現れるのか。

新たな才能を探す10週間が、いよいよ始まる。

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