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ダレン・エルキンス vs ヤーディエ・デル・ヴァイエ 42歳エルキンスが引退試合、UFC31戦目で新鋭と激突 【UFCラスベガス120】

ダレン・エルキンス vs ヤーディエ・デル・ヴァイエ 42歳エルキンスが引退試合、UFC31戦目で新鋭と激突
【UFCラスベガス120】
© UFC

現地時間2026年8月8日、米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXで開催される「UFCファイトナイト・ラスベガス120:ガムロット vs サルキルド」で、ダレン・エルキンス(Darren Elkins)とヤーディエ・デル・ヴァイエ(Yadier del Valle)がフェザー級マッチで対戦する。

この試合は、42歳のエルキンスにとって現役最後の一戦となる。

2010年のUFCデビューから16年以上にわたり、フェザー級を中心に戦い続けてきたエルキンス。
通算31度目となるオクタゴンで、プロ初黒星からの再起を目指すデル・ヴァイエを迎え撃つ。

エルキンスがオクタゴンにグローブを置く

エルキンスはプロ戦績29勝12敗。
UFCではミルサド・ベクティッチ、マイケル・ジョンソン、ダニエル・ピネダ、T.J.ブラウンらを破ってきた。

オクタゴンで攻撃を仕掛けるダレン・エルキンス
© UFC

派手なスピードや一撃の強さで圧倒するタイプではない。
相手の攻撃を受けても前進を止めず、テイクダウン、ケージ際の攻防、スクランブルを繰り返しながら、試合が長引くほど相手を消耗させていく。

特に象徴的なのが、2017年のベクティッチ戦だ。
序盤から一方的に攻め込まれながらも耐え続け、第3ラウンドに逆転TKO勝ち。
何度追い込まれても試合を諦めない姿勢が、「ザ・ダメージ」という異名とともにエルキンスの代名詞となった。

2023年のT.J.ブラウン戦でも、5度のテイクダウンを奪った末に第3ラウンド2分23秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。
試合後にはUFCフェザー級での勝利数を伸ばした。

その後はダニエル・ピネダにユナニマス判定勝ちを収めたが、2025年4月のジュリアン・イローサ戦では第1ラウンド4分15秒にTKO負け。
今回は約1年4カ月ぶりの復帰戦となる。

エルキンスは大会前の取材で、年齢だけでなく、練習中に負傷する機会が増えたことが引退を決めた理由だと説明した。
現役生活をSNS上の発表だけで終えるのではなく、オクタゴンにグローブを置いて区切りをつけたいと話している。

デル・ヴァイエはプロ初黒星からの再起戦

デル・ヴァイエはプロ戦績10勝1敗。
サウスポーから打撃を繰り出す一方、幼少期から学んだ柔道とブラジリアン柔術を土台に、バックポジションからの一本を得意としている。

オクタゴンで蹴りを放つヤーディエ・デル・ヴァイエ
© UFC

UFC参戦前は10戦無敗。
2025年5月のUFCデビュー戦では、コナー・マシュースから第1ラウンド2分54秒にリアネイキドチョークで一本勝ちを収めた。

続くアイザック・ダルガリアン戦でも、相手の深いテイクダウン狙いを切り返して組みの主導権を握り、第1ラウンド3分41秒にリアネイキドチョークで一本勝ち。
UFC最初の2試合を、いずれも第1ラウンドで終わらせた。

しかし、2026年2月のジョーダン・レヴィット戦では4度のテイクダウンを許し、29-28、29-28、29-28のユナニマス判定負け。
プロ11戦目で初黒星を喫した。

デル・ヴァイエは柔術黒帯、柔道茶帯を持ち、10勝のうち4勝が一本勝ち。
相手の首や背中を狙う能力は高いが、前戦では自らが組みの攻防で主導権を握られた。

長年UFCでレスラーや寝技師と戦ってきたエルキンスを相手に、前戦からどこまで修正できているかが問われる。

最後まで動き続けるエルキンスを止められるか

両者ともグラウンドを得意とするが、戦い方には違いがある。

デル・ヴァイエは早い段階でバックを奪い、リアネイキドチョークへつなげたい。
一方のエルキンスは、一度のテイクダウンやポジションだけで勝負するのではなく、何度も組み直して相手の体力と集中力を削っていく。

デル・ヴァイエがエルキンスを倒して背中を奪っても、すぐに一本を取れなければ、そこから長いスクランブルに巻き込まれる可能性がある。
エルキンスは1試合平均2.87回のテイクダウンを記録しており、何度も組み直しながら相手を消耗させる展開を得意としている。

ただし、42歳のエルキンスが約1年4カ月のブランクを経て、以前と同じ運動量を維持できるかは分からない。
デル・ヴァイエとしては、試合序盤からスピードを生かし、エルキンスが消耗戦を作る前に主導権を握りたい。

エルキンスが最後の試合でも粘り強さを発揮し、有終の美を飾るのか。
それともデル・ヴァイエがベテランを一本で仕留め、再び上昇軌道へ戻るのか。

長いUFCキャリアの終着点と、新鋭の再出発が交差する一戦となる。

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