クリス・サイボーグがヴィエラに判定3-0 キャリア30勝、25分の激闘を制す【PFL Tampa】

現地時間2026年8月22日、米国フロリダ州タンパのBenchmark International Arenaで「PFL Tampa」が開催された。
メインイベントでは、PFL女子フェザー級王者クリス・サイボーグとケトレン・ヴィエラが5ラウンドで対戦。
サイボーグが49-46、48-47、49-46の判定3-0で勝利し、キャリア30勝目を挙げた。
当初はPFL女子フェザー級世界タイトルマッチとして組まれていたが、前日の計量でサイボーグが145.0lbs(65.8kg)だったのに対し、ヴィエラは152.2lbs(69.0kg)を記録。
王座戦の上限を7.2lbs(約3.3kg)超過したため、153.0lbs(69.4kg)のキャッチウェイトによるノンタイトル戦へ変更された。
ヴィエラには王座獲得の権利がなく、サイボーグはヴィエラが勝利した場合には王座を返上することで合意していたが、勝利によってベルトを保持した。
サイボーグがボディジャブとカウンターで先行
第1ラウンド、ヴィエラがケージ中央を取り、サイボーグへプレッシャーをかける。
サイボーグは無理に打ち合わず、ボディへのジャブと右のオーバーハンドを軸に攻撃した。

ヴィエラが距離を詰めると、サイボーグは首相撲からボディへ膝蹴り。
テイクダウンは決められなかったものの、ヴィエラの組みも防ぎ、打撃の手数と正確性で先行した。
第2ラウンドもサイボーグは上下にジャブを散らし、右のオーバーハンドとローキックを当てる。
強烈なカーフキックを受けたヴィエラは一時的に足を気にする様子を見せたが、下がらずに左フックと右ストレートを返した。
終盤にはヴィエラのワンツーがサイボーグを捉え、互いに強打を交換。
サイボーグ優勢の流れではあったが、ヴィエラも打撃戦で簡単には崩れなかった。
サイボーグがテイクダウン、ヴィエラは下から腕十字を狙う
第3ラウンド、サイボーグはヴィエラの蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪う。
トップからパンチを落とし、立ち上がって距離を作った後も再びガード内へ入って右を打ち込んだ。

ヴィエラは下からクローズドガードを作り、腕ひしぎ十字固めを狙って抵抗する。
サイボーグは極める形を作らせず、立ち上がってからも右のオーバーハンドを当てた。
中盤にはサイボーグの膝蹴りがローブローと判断され、試合が一時中断。
再開後はヴィエラが前へ出たが、サイボーグは左フックのカウンターとボディジャブを返し、主導権を維持した。
ヴィエラが投げからトップを奪い、サイボーグを出血させる
第4ラウンドは両者のペースが落ち、ジャブと単発の打撃を中心とした攻防となる。
サイボーグはボディへの蹴りやワンツーを繰り出したが、ヴィエラも右ストレートを当てて対抗した。

ラウンド終盤、サイボーグがテイクダウンを仕掛けると、ヴィエラが投げで切り返してトップポジションを奪取。
ガード内からパンチと肘を落とし、サイボーグの顔を出血させた。
ヴィエラは試合で初めて明確にグラウンドの主導権を握り、サイボーグにとって危険なラウンドを作った。
最終ラウンドもヴィエラがトップ、終盤は打撃戦へ
第5ラウンド、ヴィエラがパンチを振りながら前進するが、サイボーグはタイミングを合わせてテイクダウンを奪う。
ヴィエラは下からキムラを狙いながら立ち上がると、組みの攻防から今度はサイボーグを倒してトップへ回った。
ヴィエラはガード内から肘を入れ、長時間にわたってトップポジションを維持する。
サイボーグは残り約1分30秒で立ち上がり、左右のフックとローキックで反撃した。
残り時間が少なくなると、ヴィエラも右を当て、サイボーグはケージ際で強烈な右と組みからの膝蹴りを返す。
最後は両者がパンチを振り合い、25分間の試合を終えた。
判定は49-46、48-47、49-46でサイボーグ。
3者ともサイボーグを支持し、25分間の激闘を制した。
サイボーグは引退を明言せず、シールズとハリソンを指名

PFLは当初、今回をサイボーグの「最後のMMA戦」として発表していた。
しかし、サイボーグ本人は大会前から引退を確定させておらず、今回が現在のPFL契約における最終戦になると説明していた。
試合後も引退を明言せず、ボクシングではクラレッサ・シールズとの160lbs(72.6kg)契約を希望。
さらに会場を訪れていたUFC女子バンタム級王者ケイラ・ハリソンにも呼びかけ、将来的な対戦に意欲を示した。
サイボーグはヴィエラ戦でMMA10連勝を達成し、約8年間無敗を維持。
Strikeforce、Invicta FC、UFC、Bellator、PFLで王座を獲得してきたキャリアに、節目となる30勝目を加えた。
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