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ジジ・カヌート vs カロル・フォロ TUF34ベスト4のカヌートが6KOのフォロとUFCデビュー戦【UFCラスベガス120】

ジジ・カヌート vs カロル・フォロ TUF34ベスト4のカヌートが6KOのフォロとUFCデビュー戦【UFCラスベガス120】
© Getty Images / UFC

現地時間2026年8月8日、米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXで開催される「UFCファイトナイト・ラスベガス120:ガムロット vs サルキルド」で、ジジ・カヌートカロル・フォロが女子ストロー級で対戦する。

公式計量ではカヌート、フォロともに116lbs(52.62kg)でクリア。
ともに今回がUFCデビュー戦となる。

23歳のカヌートはプロ戦績7勝1敗。
対する29歳のフォロは9勝1敗。
カヌートは柔術を軸とするグラップラー、フォロは空手、ムエタイ、キックボクシングをバックボーンに持つストライカーで、それぞれの得意分野がぶつかる興味深いカードだ。

両者とも身長は5フィート2インチ(約157cm)だが、リーチはカヌートが64.5インチ(約164cm)、フォロが61.5インチ(約156cm)で、カヌートが約7.6cm上回っている。

TUF34で準決勝まで進んだカヌート

カヌートは「The Ultimate Fighter 34」にチーム・ビスピンの一員として出場した。

準々決勝ではアニタ・カリムを第1ラウンドわずか25秒でTKO。
柔術を最大の武器とする選手ながら、テイクダウンを使わず打撃で試合を終わらせた。

準決勝ではメリッサ・アマヤと対戦。
第1ラウンドには複数回のサブミッションを狙う場面を作ったものの、第2ラウンドにTKOで敗れ、決勝進出には届かなかった。

それでもTUFでは、カヌートが単なる寝技専門の選手ではないことも見せた。

本人によれば、最初の試合ではダニエル・コーミエと「相手をテイクダウンせず、打撃を使う」という賭けをして500ドルを獲得したという。
今回のフォロ戦についても、相手を「良いボクサー」と評価したうえで、自身もボクシングが好きだとして打撃戦を歓迎している。

18歳でBJJ黒帯、IBJJF世界王者に5度

カヌートの最大のバックボーンは、やはりブラジリアン柔術だ。

7歳から柔術を始め、18歳でBJJ黒帯を取得。
IBJJF世界王者に5度輝いた実績を持つ。

プロMMAでは7勝のうち5勝が一本勝ち。
リアネイキッドチョーク2勝、腕十字2勝、ヒールフック1勝と、複数の形から試合を終わらせてきた。
プロでの5試合が第1ラウンド決着となっている。

2024年には「UFC FIGHT PASS Invitational 6」でUFCファイターのデニス・ゴメスと対戦し、インサイドヒールフックで一本勝ち。
MMA以外でも高いグラップリング能力を証明している。

2025年6月のLFA 211ではフロル・エルナンデスと対戦し、第1ラウンドに腕十字で一本勝ちしている。

これまでのプロMMA8試合はすべてLFAで戦っており、2023年にはLFA暫定ストロー級王座にも挑戦。
このタイトルマッチで喫した黒星が、現在まで唯一の敗戦となっている。

シェフチェンコとの練習からMMAへ

カヌートがMMAへ進んだ経緯も特徴的だ。

コロナ禍で柔術大会が中止されていた時期に、クラウディア・ガデーリャやヴァレンティーナ・シェフチェンコらMMAファイターのグラップリング練習を手伝っていた。

アマチュアMMAを経験する機会がない中、シェフチェンコのコーチからプロへ直接進むことを勧められ、2021年3月にプロデビューしたという。

今回の試合前にはタイのBangtao Muay Thai & MMAで打撃を重点的に練習。
柔術を軸にしながらも、UFCデビューに向けてストライキングの強化を進めてきた。

フォロは9勝中6KOのストライカー

カヌートの前に立つフォロは、明確に打撃を武器としてきた選手だ。

プロ戦績9勝1敗で現在7連勝中。
9勝のうち6勝がKOで、さらに6試合を第1ラウンド、1試合を第2ラウンドで終わらせている。

幼少期からスポーツに親しみ、ボクシングとムエタイを始めて格闘技の道へ進んだ。
本人によれば、キックボクシング、ムエタイ、空手で黒帯を持っており、プロになる以前から格闘技の指導も行ってきた。

MMAではJungle Fightのフライ級王座も獲得している。
2025年3月のJungle Fight 135ではソフィア・エスケルと対戦し、第1ラウンドにKO勝ちして王座を獲得した。

ストロー級だけでなくフライ級、バンタム級でも試合を経験してきたが、今回戦うストロー級では5戦5勝と無敗だ。

DWCSを経てUFCへ

フォロは2025年9月、「Dana White's Contender Series」シーズン9でシャネル・ダイアーと対戦した。

それまでフィニッシュを重ねてきたフォロだが、この試合では3ラウンドを戦い抜き、判定3-0で勝利。
UFCとの契約を獲得した。

プロ唯一の黒星は2024年1月に喫したスプリット判定負け。
それ以降は7連勝を記録し、UFCデビューまでたどり着いた。

カヌートは寝技に持ち込めるか

試合の大きなポイントは、カヌートがどの距離で戦うかだ。

戦績だけを見れば、5一本勝ちのカヌートに対して6KOのフォロという「グラップラー対ストライカー」の構図になる。

しかし、TUF34でカヌートは25秒TKOを記録しており、今回もタイで打撃を強化してきた。
本人自身がフォロとのボクシングを歓迎していることを考えると、最初からテイクダウンだけを狙うとは限らない。

一方、フォロにとってはカヌートの柔術を警戒しながら、自身の得意な打撃をどこまで出せるかが重要になる。
カヌートに組み付かれてグラウンドで長時間戦う展開は避けたい。

反対にカヌートは、打撃でフォロを警戒させることができれば、そこから組みやテイクダウンへの選択肢も広がる。

TUF34準決勝まで進んだ23歳の柔術家と、9勝中6KOを記録している29歳のストライカー。

ともにUFCでの戦績はまだ0勝0敗。
これまで別々の道を歩んできた2人が、UFCデビュー戦でどのような戦いを見せるのか注目したい。

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