イブラギム・カディエフ(Ibragim Kadiev)は、ロシア・ダゲスタン出身のフリースタイルレスラー。 86kg級の次世代を担う存在として急速に評価を高めている。 ジュニア時代から世界トップレベルで活躍し、2023年のU20世界選手権では79kg級を制覇。 翌2024年には86kg級へ階級を上げながら再びU20世界王者となり、異なる2階級で世代別世界選手権を制する強さを示した。 同年にはロシア国内でも結果を残し、若くしてシニアのトップ戦線へ進出している。 2026年にはその評価をさらに高めた。 2月のムハメト・マロ・ランキングシリーズでは、世界王者で五輪メダリストでもある米国のカイル・デイクを11-4で撃破。 そのまま大会を優勝すると、4月のシニア欧州選手権86kg級でも頂点に立った。 22歳にしてジュニアの有望株という段階を抜け、世界王座を狙えるシニアのトップレスラーへと成長している。 試合では強靭なフィジカルを生かした組みの強さに加え、攻撃を受けても崩れないバランスと試合運びが特徴。 大量得点で圧倒するだけでなく、世界レベルの相手との接戦をものにできる勝負強さも備えている。 RAF Moscowではクルーザー級で米国のザヒド・バレンシアと対戦。 NCAA王者経験を持ち、フリースタイルでも世界トップクラスの実力を持つバレンシアとの一戦は、現在のカディエフの実力を測る絶好のカードとなる。
